被爆のマリア
被爆のマリア / 感想・レビュー
ベイマックス
原爆に絡めた4つの短編集。◎『永遠の火』に登場した、原爆の火は実在するとのこと。◎『被爆のマリア』だけ、長崎の原爆を題材とはしていたけど、関わり方としては薄く、DVや虐待の話だし、店長もなんだかな…。
2020/12/10
★YUKA★
他の作品を読んで、少し苦手だったランディさん。『60年後の原爆小説!』と帯にあったので、手に取ってみたけれど…やはり苦手でした(ノд<)それでも、イワガミは4編の中では良かったです。
2016/03/28
いろは
ちょっと詩的で幻想的な文章。「あっ!もしやこれは、私の苦手な純文学では!?」と途中で気づきつつ読了。原爆を扱う作品の中でも、投下直後ではなく、だいぶ前後した時代を描いているのが面白い。原爆が惨いことを理解したその後はどうしたらいいのか?千羽鶴をおるという行為がまとう厳粛さについて、そんなちょっとした文章が、さっくり胸に刺さります。たまにはこういう本も読まなきゃなぁと思いました。★★★
2018/10/15
きわ
田口ランディさんのエッセイは全て読んでやろうと昔決めた。でもこれエッセイじゃなかった。案の定そこまでの感動はなかったけど、静かな筆致で読みやすかった。あなたの言うことも少しわかる、っていうのが根底にある気がする。やっぱりエッセイが好きだ。
2016/08/22
海山ごはん
現代を舞台にして、広島と長崎に落とされた原爆にまつわる四つの短編を収録した、小品集です。その中の『イワガミ』という作品では、原爆投下前の広島を描こうとしてます。忌まわしい過去を背負わされてしまった街にも、のどかな風景の中で穏やかに暮らす人たちがいた事を感じる事ができました。天災ではあるにしろ、東北の震災を経て、原爆に対する考え方も変わりました。
2015/08/22
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