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エデン

エデン

エデン

作家
五條瑛
出版社
文藝春秋
発売日
2006-08-01
ISBN
9784163251707
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エデン / 感想・レビュー

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Taka

ストリートギャングで育った若者が逮捕され、収容されたのが政治思想犯罪者で固められた施設だった。 そこで繰り広げられる狭い空間における人間模様や権力闘争。面白かったです!

2017/12/11

くみこ

ストリートギャングの亞宮は奇妙な刑務所に収監されます。まず、その存在が伏せられている。看守ならぬ"カウンセラー"は常に友好的で、拘束も厳しい規則もない。おまけに囚人はほぼ全員が政治・思想犯ときている。本能と暴力だけで生きてきた亞宮のいる場所とも思えません。快適な施設に対して、日々大きくなる違和感。21年前の日比谷事件とは何か、自分はなぜここに入れられたのか、施設長はここで何を企んでいるのか、緊張感は最後まで途切れません。結末が、思いのほかこじんまりとまとまったのが残念です。

2018/02/22

香穂

主人公と同様に白紙の状態から読みはじめたので、彼のいる場所、”彼ら”を収容している「K7」―背景も何も掴めなくて不気味だった。亞宮と蔡のやり取りが好き。敵対チームの頭がワケあってタッグを組むのは良いなぁ。

2010/08/14

nyangle

思想によりかからないと自分の立ち位置が見いだせない情けない人々の愚かさや不自由さや滑稽さを描いた痛快なお話。囚人たちの自主管理によって秩序が保たれる矯正施設が舞台で、これは所長が作った巨大な実験場。そこで行われる実験を描くことで作者は、不自由な思想屋と自由なアウトローとで構成される社会の成り行きをシミュレーションしている。といった感じの楽しい読み物。しかしレビュー数122ってどういうことだ? 面白いのに。。。

2018/02/20

nari

やっぱり、五條さんが書く男の人はかっこいい。ってこの本、女の人出てきてないかも・・・。

2012/10/02

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