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月読 落下する花

月読 落下する花

月読 落下する花

作家
太田忠司
出版社
文藝春秋
発売日
2007-03-27
ISBN
9784163257501
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月読 落下する花 / 感想・レビュー

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れいぽ

短編集。月読という舞台装置がミステリーを静謐なものに仕上げている。どれも、どこか哀しい。「そこにない手」では結浜市再登場が嬉しい。「溶けない氷」は「想い」の象徴のようで切ないです。

2011/07/20

うさレモン

人が死ぬと現れる「月導」という不思議な現象と、月導の想いを読むことのできる「月読」のお話。不思議さと儚さと淋しさが交ざった、切ないお話でした。けっこう好きだな。

2010/02/06

スケキヨ

装丁にうっとりです。なんだか月読は「スイッチ」みたいだな、と思いました。瞬間を露わにする事で残された人々の「本当に言い残して欲しかった事」を吐露させる「スイッチ」。だから特殊能力でも崇められてないのかな。「スイッチ」を入れられた側が肯定派か否定派に別れる処が人間の哀しさですね。前作も読まなきゃ。その前に焙じ茶を一杯。

2010/02/02

☆初音☆

四つの短編集。月導を月読がみて、なくなった方の最後の言葉を聞く。なんだか切ない。続編がないかな?と思っていたら、この前に前作があったんですね。月読も読んでみたい。

2014/04/15

わさび

前作よりも短編になり読みやすかったし、ミステリっぽくなってました。死者の最後の言葉を聴きたいという残された人々の存在があってこその月読なのかも。

2010/01/29

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