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小袖日記

小袖日記

小袖日記

作家
柴田よしき
出版社
文藝春秋
発売日
2007-04-01
ISBN
9784163258904
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小袖日記 / 感想・レビュー

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あつひめ

おーい、あまりにもあっさりともとの世界に戻ってしまうから…私の心は平安時代に置き去りのままだよ。楢山さんは大丈夫だったのか…。時代を越えての展開はとても面白く、本物の源氏物語では感じられなかった女たちの悩みなんかも聞けて面白かったんだけど。どの時代でも男と女しかいないのだから…愛憎はつきもの。男の器量で女たちの幸せ度は変わるんだよね。改めて源氏物語が読みたくなった。

2013/12/01

結衣花

思っていたよりも大人の話。そして、女の話でした。平安時代で目が醒めるところからのぶっ飛び感に、読み進められるか不安になりましたが、”今を精一杯生きよう”、と素直に受け取れる読後感でした。白鷺が語る、紫式部の語り手である本物の小袖の優しい心にじんときて、書き手である香子さまの聡明さに胸がすく。『源氏物語』、読んでみたいような…読むのはやっぱり怖いような…。まだ私には早いかな。

2015/04/22

しろいるか

学生時代に学んだ関係で、現代語訳も読んだし、『あさきゆめみし』も読破しているので個人的には馴染み深い『源氏物語』。21世紀の女性が平安の世にタイムスリップしてしまうという、設定としては珍しくない話だが、オリジナルの『源氏物語』や紫式部のプロフィールを丁寧に下敷きにし、現代ならではの現象などを織り交ぜてて面白かった。中でも「葵」の章が一番印象的。これにより葵の上や六条御息所のイメージがちょっと変わったかも。香子様や白鷺が小袖に向ける親愛にも心が温まった。洋子さんも無事に帰れたのかな?

2011/03/02

れみ

雷に打たれて平安時代にタイムスリップし、源氏物語の作者のもとで小袖という名の女房として暮らしながら、主人の書く物語のネタ探しをする…というお話。源氏物語は昔マンガで読んだくらいの知識だけど、そのお話の筋がパッと思い浮かんだなかに、実はこういう真相があったかも?と感じさせられる部分もあって面白かった。柴田よしきさんは名前は知ってても作品を読んだことはない作家さんだったけど、わりと読みやすい文章で楽しめた感じ。

2013/12/29

ゆみねこ

雷に打たれて、平安時代の宮中にタイムスリップしたOL。何と紫式部の助手として大活躍…。源氏をよく知っていたらもっともっと楽しめそうでした。印象としてはちょっと薄いかも。内舘さんの「十二単を着た悪魔」の方が好きです。

2015/10/29

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