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かってまま

かってまま

かってまま

作家
諸田玲子
出版社
文藝春秋
発売日
2007-06-01
ISBN
9784163259703
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かってまま / 感想・レビュー

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旗本の息女が産んだ娘さい。長編かと思ったら短編じゃん!って思ったら連作でした。不思議な運命と魅力を持つ美貌のさいの半生を綴っているものですが、それぞれの短編は別の人物という構成も不思議な物語。さいはどうやって生き延びたのか、謎が残るばかり…。

2016/01/17

あすか

出会った人を少しずつ幸せにしながら生みの親を探す娘の短編集。何かを見透かしてるような、不思議で無垢な美少女おさい。どこからか来てどこかへ消えていく、けれど人生を変えてくれる。私の心にもおさいがスっと入ってきたようだった。

2020/09/05

きい

諸田さんの作品で読んでいないのがあったことの幸せ。旗本の娘として生まれたのに、数奇な運命を辿ったおさい。連作短編集という形だけれど、脇役としておさいを登場させるという展開が新鮮で面白かった。

2019/08/02

toshi

旗本の娘が産んで捨てられた娘さいの半生の物語。 連作短編の形をとっていて、一篇ごとに主人公が変わり、脇役で登場するさいの環境も大きく変わっていて、その間に何があったのかはわからないようになっているが、とてつもなく波瀾万丈の人生。 最後は異父妹と仲良くしているようで良かった。

2015/05/29

ひろん

以前読んだはずなのに忘れてしまったので再読。色々な立場の女たちを主人公にして、おさいの人生を軸にした短編連作。哀しいと思うか、良くやったと思うか、おさいの人生をどう思うかは悩ましいところです。

2013/08/21

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