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武士道シックスティーン

武士道シックスティーン

武士道シックスティーン

作家
誉田哲也
出版社
文藝春秋
発売日
2007-07-26
ISBN
9784163261607
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武士道シックスティーン / 感想・レビュー

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starbro

誉田哲也は、新作中心に読んでいる作家です。武士道ジェネレーションを2年弱前に読んで、武士道シリーズを全巻読破しようと思っていましたが、ようやくその機会が廻って来ました。まずはシックスティーンから。人気シリーズだけあり、最初から最期まで面白く、一気読みしました。新免(宮本)武蔵の生まれ変わりのような香織のキャラクターが最高です!最近女子高生のトップアスリート(卓球、水泳、フィギュアスケート等)が、大活躍していますが、彼女たちは多かれ少なかれこんな感じなのでしょうか?続いてセブンティーンへ!

2017/04/23

kishikan

スポーツ小説、特に剣道が出てくる小説といっても、僕にとって思い出されるのは、万城目の「鹿男」くらい・・・。そして鹿男は、スポーツ小説というわけではないので「武士道シックスティーン」が、純粋剣道もののヤングエンタテイメントというところか。それも、男性作者なのに、女の子ものとして描かれているところの珍しさもある。これはタイトルのとおり、16歳(高校一年生)の性格の全く異なる二人の少女を剣道を通して描いた作品。この後に出された第2弾「武士道セブンティーン」、そして第3弾「エイティーン」も読んでみたいと思う。

2010/06/30

@com

面白かった!早苗と香織、どちらが正しいじゃなく自分の信じる剣の道を葛藤しながら影響しあい模索していく・・・ドキドキわくわくして、良いなぁと思いながら読みました。2人の事が交互に書いてあるのも良かったです。

2015/07/11

mikea

初読みの誉田さん。ずっと気になってたこのシリーズ。おもしろかった!剣道の知識全くゼロの私は、冒頭の剣道用語、道具の名前など分からなかったので、所々剣道やっていた旦那さんに聞きながら読み進めました。あとは一気読み!子供の頃から剣道一筋の磯山香織。子供の頃から日本舞踊をやっていたが中学の部活で剣道を始めた西荻(甲本)早苗。中学3年時、この二人が対戦し互いの高校生活を左右することになる・・・。対照的な二人が交互に語りながら進んでいきます。二人の友情と成長が感じ取れ、爽やかな読後感。続きも読みます。

2011/10/04

しろいるか

1冊読んで敬遠していた誉田さんだが(グロ系苦手)読友さんのオススメ通りこれは良かった!ストイックな磯山香織とマイペースな西荻早苗。違うタイプの女子高生剣士2人の勝負と友情の物語。勝つことだけに固執し、周りが見えなくなり、しまいには自分の目標すら見えなくなる磯山の迷いと苛立ち。苦いけど青春っていいなと思った。わだかまりを持っていた父に竹刀を削ってもらう場面には胸が熱くなった。試合で勝敗を決す旗のごとき紅白2本のスピンが、競い合うように頁を彩るのもこだわりを感じる。

2011/06/26

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