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父の感触

父の感触

父の感触

作家
小林紀晴
出版社
文藝春秋
発売日
2007-08-01
ISBN
9784163262109
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父の感触 / 感想・レビュー

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踊る猫

「人生とは何か」なんて今どき手垢に塗れてカッコ悪いテーマだ。だが、小林紀晴という書き手は911の記憶と父の死の体験を入れ子式に語る過程でどうしてもこの問いと向き合わざるをえなかったはずなので、その真摯な態度に胸打たれる。今でも生々しく当時のことが蘇るNYCの日記形式の記録も、父をめぐる記憶も(個人的にはポール・オースターすら彷彿とさせられ)実に感動的だ。だが、両者は噛み合うようで噛み合っておらず、どこか思い出話を2本読んだ後のような尻すぼみな感触を覚える。しかし、この「続き」を期待したくもなり困ってしまう

2022/08/30

ちゅに

小林紀晴さん久々に読んだけど、すごく良かった。911を体験した話ってちゃんと読んだことなかったから、知らないことがたくさんあった。ニュースだけ見てたら分からないその場所の空気がそこにいるように分かる。お父さんの話も、その時々の感情がストレートに書かれていて、自分まで辛くなった。

2017/02/07

izumingo

9

2009/03/19

T

p46

2020/11/08

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