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夏光

夏光

夏光

作家
乾ルカ
出版社
文藝春秋
発売日
2007-09-13
ISBN
9784163263106
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夏光 / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

図らずも異形の姿をしたものと関わりをもつことになった者たちの物語。「夏光 夜鷹の朝 百焔 は Out of this world 風、檸檬、冬の終わり」全6話。教授から静養先として紹介された桑田家で出会った少女との話「夜鷹」が一番好き。疎開先で出会った顔に痣のある少年との話「夏光」は、話の着地点がここにくるとは思っていなかったので、最後はしんみりとしました。やっぱり乾ルカさん好きだなぁ。友人から退院祝いに食事に招待された「は」、この後どうなったのかが気になります。★★★★

2013/06/05

アッキ@道央民

乾さんの作品初読み。デビュー作なんですね。文章は綺麗ですが、切なく怖いホラー作品などの短編集。表題作の『夏光』は戦時中が舞台。ノスタルジックな雰囲気もにじみ出てきます。個人的には『夜鷹の朝』と、元手品師の子供の登場する第二部『OutThisWorld』が好き。どちらもハッピーエンドでは無いんですけどね~。お祭りで買って来た金魚が共食いしてデカクなり、最後は・・・と言うお話しの『は』、札幌祭りでは金魚買えないなぁ~。

2015/11/14

takaC

表紙だけでなく中身も怖い。

2012/04/18

たらこ

乾さんのデビュー作。ギャー!な物から切ない物の短編集です。それぞれに不思議な話でしたが引き込まれました。「は」を読んだ時は金魚嫌いになりそうに・・・切なくやりきれなかったのは「Out of This World」

2014/02/09

mya*

読友さんの影響で気になりつつ、怖がりの私はドキドキしながら手にとった初めての乾ルカさん。題材がバリエーションに富んだ短編集、怖さよりも物悲しさに落涙。辛いいじめや陰鬱な描写は時に胸が痛くなるほど。なのに、彼らを包む空気はあくまで澄んでいて、暗さだけを残して終わるわけじゃないのです。「夏光」「夜鷹の朝」「百焔」いずれも好き。読了後の静かな余韻も含めて楽しめた作品群。「は」のブラックユーモアも面白く、他の作品にも手をひろげてみようと思えました。夏の終わる前に間に合ってよかった!

2011/09/08

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