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山嶽党奇談 (鞍馬天狗傑作選 2)

山嶽党奇談 (鞍馬天狗傑作選 2)

山嶽党奇談 (鞍馬天狗傑作選 2)

作家
大佛次郎
出版社
文藝春秋
発売日
2007-11-15
ISBN
9784163264608
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山嶽党奇談 (鞍馬天狗傑作選 2) / 感想・レビュー

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さらば火野正平・寺

私はこの『鞍馬天狗傑作選』全3巻を、③→②→①の順番で読んでいる。この2巻『山嶽党奇談』、結構長い話ながら、割と脱力する内容である。つまらなくはないのだが、それは大佛次郎の筆力や、私が謎解き嫌いだからという理由によるところが大きい(謎はあっても大して解かない活劇である)。読者か編集者から苦情でも来たのか「杉作が足手まといで問題が解決しない」と登場人物に言わせて杉作を凹ませていたりする(鞍馬天狗がフォローするのだが)。解説者はこの題をロベスピエールからだと推測するが、乱歩『パノラマ島奇談』からもあるだろう。

2018/09/17

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