手
手 / 感想・レビュー
にいにい
山崎ナオコーラさん3作品目。4篇の中短編集。文庫版は、作中の『お父さん大好き』がタイトルに代わっているけど、4篇とも印象的で素敵だ。いずれも、人は何のために、何を求めて、生きているのかに触れている。「生きているだけで偉い。」が読者に希望をもたらす。『手』は、おじさまフェチ羨望の「ハッピーおじさんコレクション」が創られてる。こんなサイト見てみたいなぁ。『笑うお姫様』が最も心に残った。『お父さん大好き』も人の思いやりがいい。ナオコーラさんの作品にハマりそうな気配濃厚。
2014/05/10
優希
4つの物語からなる短編集です。どの短編もいい意味で浮遊感があり、不安定さを感じさせました。
2020/08/08
巨峰
表題作は、彼女のいる同世代の男と父親世代の男性(こちらはSEXなし)とつきあう20代後半の女性の話。帯に「おじさんは可愛い」とか「新しいファザコン小説」とか書いてあったから、年上の異性が好きな人の話とばかり思って読んだんだけど。。。いやいやいやいやいや、そんなことないんちゃうやろか?。この主人公の女の子、年上男性に結構辛らつで、やっぱり恋は同世代に限るんじゃないかなぁと思ってしまったw。女性は若くて可愛い子に限るとか思っている男性はこの小説読んでみることをお勧めする!後半の短編も含め文字数の割りに毒が多!
2013/01/30
らむり
男女の距離感が手頃。最初と最後の話が良かった。
2013/10/28
Natsuko
定期的に読みたくなるナオコーラさん、タイトルだけ見て借りた。12年前発行、新しいファザコン小説だそうだが、うーん🤔という感じ。好きな飄々テイストはあるが肝心のファザコンテイストが薄く感じ、盛り上がりというか抑揚がなく… でもナオコーラさんは好きなので次に期待。
2022/01/10
感想・レビューをもっと見る