こいしり まんまことシリーズ 2
こいしり まんまことシリーズ 2 / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
あやかしならぬ怪異の出る「百物語の後」触れることなく引いてしまった前巻『まんまこと』の手。握り返してくれる「せなかあわせ」のやわらかな手。祝言の思わぬ出来事通じて知り合った両国の貞こと貞吉が良い味加えています。あやかしやつくもがみに頼らない畠中さん。時代小説の先達は多すぎて、比べればまだまだの感有りますが、時折きらりと光る部分に期待です。未だ読み継がれる山本周五郎さん。市井の笑い含めた人情噺が、およそ50年経てもなお心に触れてくるように、畠中さん流人情噺聞かせてくださいな。
2011/04/21
Yuna Ioki☆
942-145-24 畠中恵ワールドは楽しく読める(ノ´∀`*)ちゃらんぽらんに見えて実は賢くて真面目な麻さん面白すぎる(笑)父親に殴られたり奥さんに三行半つきつけられたり面白すぎる(笑)このままのキャラクターで突き進んで欲しい(笑)
2015/04/23
kumicom
まんまことシリーズ第2弾。前作よりもすんなり物語の世界に入ることができたかな。一作目はなかなか複雑な人間模様(恋愛模様?)に慣れるのに時間がかかったから。一番好きなのは、迷わず「みけとらふに」。麻之助は、今からでも名主としてもやっていけそうな頼もしさがあって読んでいて安心感があるかな。貞吉もいいキャラクターで今後楽しみ。ただ、お寿ずが空気を読めてしまう(時々読み過ぎ)だけに、少しかわいそうな時がある。人間関係にも少し変化ぎ生じたけれど、これから先も、できればお寿ずのことは泣かせないでほしいなあ。
2015/10/17
ちはや@灯れ松明の火
それはあの時選ばなかった道、結ばれることの無かった人と歩んだかもしれないもう一つの物語。よき伴侶を傍らに騒々しくも満ち足りた楽しい日々を過ごしても、実ることのなかった花の香りが未だ微かに残っていて、忙しない日々の狭間に時折よみがえる。それでも一度繋いだこの手はもう離さない。反故にせざるを得なかった渡せずじまいの懸想文は文箱に仕舞って紐で戒めて胸の片隅に捨てることなく隠したまま、春の花のように笑う人の手を握って歩いていく。これからも、ずっと。
2009/11/09
kazu@十五夜読書会
文庫読了済み(ハードカバーもダブル登録で、共読本に反映させる)まんまことシリーズ第二弾。麻之助、お寿ずの結納からあっさり婚礼がごたごたでやり直し。「みけとらふに」最後までこの章の意味が??、三つを足すとはσ(^_^;) 。『清十郎の問い』が、一番面白かった。困難な問題に麻之助の思案が思惑以上に決まり(o^-')b !倒される武家の「塩谷」近年の二股疑惑が浮かび笑ってしまった。②こいしり③こいわすれ
2013/02/01
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