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運命の人(一)

運命の人(一)

運命の人(一)

作家
山崎豊子
出版社
文藝春秋
発売日
2009-04-24
ISBN
9784163281100
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運命の人(一) / 感想・レビュー

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やま

シリーズ1作目。字の大きさは…中。毎朝新聞記者の弓成が、沖縄返還時の日米密約をスクープするが…。総理の怒りを買い国家公務員法違反で逮捕される物語です。三大新聞と云われる全国紙の一翼を占める毎朝新聞政治部の外務省詰めキャップ弓成亮太は、外務省安西審議官付きの三木事務官から沖縄返還交渉に係わる外交機密の米国ロジャード国務長官と愛池外務大臣との間で交わされた電信文3通を入手する。この文章には、沖縄の米軍基地の復元費用400万ドルは、米側が支払う形をとるが、実質は、日本側が支払うものとする旨が書かれており。続く→

2021/05/31

優希

面白かったです。西山事件を題材にした社会派ドラマの幕開けです。沖縄返還に向け、新聞記者、政治家、アメリカ側の思索が交錯しながら進むストーリー。その時代背景が時を超えて迫ってきました。極秘文書を渡したりなど、かなりリアルに報道と政界の裏側が描かれているのが面白かったです。官僚の見えざる顔、知られざる報道の世界を見ることができました。最後の展開には驚きです。続きも読みます。

2016/05/10

ミーコ

山崎さん 3作品め。『大地の子』とは全く違うパターンなので 戸惑いましたが 徐々に引き込まれて行きます。弓成が逮捕される所で終わったので 即2巻を読み始めます。

2016/03/16

ichi

ドラマで一巻最後までのところは観ていたのですが、その後は観れなかったので、2〜4巻までどう進展していくのか楽しみです。沖縄返還の時代はまだ自分は生まれていなかったので、事実と絡めたフィクションということで、それも楽しみ。

2017/07/16

Kaz

山崎さんはこの手の人間模様を描かせると、とてつもないものを作るよ。「白い巨塔」しかり、「華麗なる一族」しかり。本作の主人公の新聞記者は、まさに「白い巨塔」の財前五郎を彷彿とさせる。学生時代、毎日新聞の編集補助のアルバイトをしていた私には、なんとも懐かしい世界観を感じてしまった。何でもっと早く読まなかったのか、悔やまれる。

2017/11/30

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