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まほろ駅前番外地

まほろ駅前番外地

まほろ駅前番外地

作家
三浦しをん
出版社
文藝春秋
発売日
2009-10-15
ISBN
9784163286006
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まほろ駅前番外地 / 感想・レビュー

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hiro

「まほろ駅前多田便利軒」を読んでから三浦しをんのファンになり、小説・エッセイを10冊ほど読んだ。「まほろ駅前番外地」が文庫化されないので図書館で借りる。四ヶ月ぶりで大分忘れているかとおもったが多田と行天の“親友?”コンビは、2、3ページ読んだだけで、頭の中によみがえってきた。前作はいろいろな現在の親子の問題が詰め込んだあったが、今回は、前回登場した星、岡、由良公と曾根田のばあさんの娘時代の話や新しい便利屋の客との軽めの話が多かった。その中で柏木亜沙子社長の話は新しい恋の匂いもして、この後の話を期待する。

2011/09/24

文庫フリーク@灯れ松明の火

『ぶっ殺されたくなかったら黙れ』幼年期の行天に何が有ったのか。触れてはならない傷・眠っている恐ろしいもの。さらなる続編を期待。女社長・亜沙子&多田も気になるし。お気に入りは『星良一の優雅な日常』ワルでストイックなのに〔回転する凶器〕清海に翻弄され、ハードボイルドになりきれぬ星が楽しい。10年続けてる日誌に書き加えた『シマ来る』世話は星の担当だな。清海も猫っぽいし。各章扉のイラストも渋くて好みです。三浦しをんさん3冊めですが、想像していたより深い感じ。長いお付き合いになりそうです。

2011/01/23

ミカママ

前作をとても好きだったのに、今作を手に入れるのにずいぶん時間がかかってしまった。外伝ということだけれど、続編的に読んでみた。多田と行天のユニークな絡みだけでなく、まほろ市に生活するさまざまな年齢層の人生を垣間見ることができて、さすが「しをんさん」だなぁと。『岡夫人は観察する』中の岡夫人の夫婦感、今のわたしと夫の関係を言い当てられたようでなぜか嬉しかった。この後さらに続編があるそうで、そちらも楽しみだ。

2020/11/30

kishikan

三浦しをんの「まほろ駅前」の続編。やっと続きが出た。便利屋の多田、多田の友人で居候の行天が、便利屋の仕事との関わりで、様々な人達の様々な生き方を描く7編の物語。「多田便利軒」も不思議な魅力と心に残る作品だったが、今回もそれ以上に心に残る粒ぞろいの短編連作。特に多田、無口な仰天のフレーズがなんとも言い難い魅力があるんだよね。ただ、前作を読んでいない人には、小説の中に入り込むのがやっかいかも・・・・。

2010/06/23

とら

面白い!正直な所、前作は少し物足りない感じがしましたが、これで確信しました。このシリーズ最高だ!みんなそれぞれ、色んな事情や過去を抱えてるんだなあ。このまほろ市、何だか前作の時点では黒いイメージ、というかヤクザとか裏の世界が広がっている悪い印象がありました。でもそうじゃないんです。曽根田のばあちゃんや岡夫人も恋をする、という場面で庶民の生活もあるんだというのを実感して、安心して和みました。なんか良いですよねこういうの。下町とか大好きなんですwだからなのか、まだまだ読み足りません!続編も早く単行本化希望~!

2012/03/05

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