ポルト・リガトの館
ポルト・リガトの館 / 感想・レビュー
ちゅう
うーむ。よくわからない。読んでいて、こりゃ、辛いなあと思ったり。ジョアンミロは好きだけど、ダリは、そうでもない。シュールレアリズムが苦手とは思わないけれど、この本の世界は、なんだかなあ。体調が良い元気な時じゃないと、私には、読み切れない。
2020/09/30
仮ッ子
見たことのない異国の風景が、生き生きと色鮮やかに立ち上がって来る。初めて横尾さん読んだけど、好きな世界だ。
2010/04/27
メルセ・ひすい
13-78 赤21 初出誌「文學界」‘09.04 07 10 例によって変… 内容と同じになりそう! 悪酔いっぽい。ゲ――ツッ… スペインを旅行中、サルバドール・ダリの屋敷を訪ねた日本人画家の不思議な経験。異国を旅する3つの能仕掛けの物語が絡まりあい、現実と幻想のあわいへ誘う。強烈な酩酊感を誘う、読む絵画としての小説集。
2010/04/29
ハルト
目の裏を蝶のように踊る極彩色。横尾氏のイマジネーションがそのまま流れこんだような、彼らしい文章であり作品でした。入っている3つの短篇どれもが「旅」をしており、心象風景が現実を侵食したかのような「旅」での出会いや帰結が鮮やかで、酔ってパンチを食らったような酩酊感と浮遊感を与える。横尾氏の絵画の中を旅してきたような作品でした。
2010/04/21
ぬめりっこ
「仮の宿の精神」「肉体」「今、意識を持っている私」 という三項のバランスの取り方の苦心が、 三編の短文と共に貫かれていて。とても、 混濁しました。ここまで言葉にできない事をあえて、 言葉にして吐き出している霧のような小説は、 珍しいかと。 モスグリーンとか、アワーイエローとか 色彩の描写をここまで迫真して共有させたがるのかと、 夢見心地で反復。
2012/07/15
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