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夜の底は柔らかな幻 下

夜の底は柔らかな幻 下

夜の底は柔らかな幻 下

作家
恩田陸
出版社
文藝春秋
発売日
2013-01-15
ISBN
9784163292809
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夜の底は柔らかな幻 下 / 感想・レビュー

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風眠

ほとんどが殺戮と戦いの上巻、想像するととんでもなく血なまぐさい絵面なのに、そのことをあまり感じさせないのは、文章が美しく、どこか夢のような雰囲気だからか。中盤の葛城と黒塚の対決シーンから、鬼気迫る静かな迫力を増して物語は進む。残念なのは、あまりにもあっけなく収束を迎えてしまったこと。主人公・実邦の背景、青柳の狂気、ふたりの研究者、もっと詳しく知りたかった(読みたかった!)。 読者を物語に引き込んで、そして置き去りにしていくのも恩田陸の魅力だろう。明かされることのない謎を追いかけるほうが、夢があっていい。

2013/02/23

ダイ@2019.11.2~一時休止

最後に大集合していざと思ったら、ほとんどの人がどうなったの???。恩田さんらしい訳のわからない終わり方・・・。いつものごとく途中まで面白くて最後にスッキリしませんなぁ。

2017/01/26

紅はこべ

恩田さん、バトルものにはまっているのか?『雪月花黙示録』と違って、色調は暗く、映像化向きではない。舞台の途鎖国=土佐で、高知のことだと思うが、当然某国家を連想させる。故意だとは思うが、いろいろなことが説明不足で、消化不良の感が。恩田さんのファンの私ですが、恩田作品未読の方にはお勧めしません。

2014/09/22

みっちゃん

やっぱり、やっぱりこうなっちゃうのね…闇月の山に揃い踏みの役者達。吸い寄せられるように、禁断の地「フチ」へ。神々しくも禍々しい「ホトケ」がその片鱗を現した時、どんな核反応が起こるのか!?血沸き肉躍らせていた私。あれ?あれれ?気がつくとラストのハッピーエンド的なレターを読まされておりました。またもや、作者に置いていかれました…「ソクは即身仏のソクかいな」などとやけのやんぱちで当て字してしまいました(--;)でもやっぱり、設定とか物語世界とか、心惹かれて読んじゃうんですよね…

2014/05/29

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

*ダークファンタジー*犯罪者や暗殺者たちが住み、国家権力さえ及ばぬ無法地帯…途鎖国。常人ならざる異能力を持つ〈在色者〉がたちがこの地で相見える…その時!かろうじて保たれていた拮抗は完全に破壊され、創造と破壊、歓喜と惨劇の幕が切り落とされるッ!?――読了された皆様には、この意外な幕引きに賛否両論もお在りだと思いますが、私的にはアリでした。 ⇒続き

2014/03/22

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