KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

サウンド・オブ・サイレンス

サウンド・オブ・サイレンス

サウンド・オブ・サイレンス

作家
五十嵐貴久
出版社
文藝春秋
発売日
2011-10-21
ISBN
9784163294001
amazonで購入する

サウンド・オブ・サイレンス / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゆみねこ

音のない世界にいる女の子たち。ダンスをするということは、想像するだけで困難そう。健聴者の夏子は彼女たち「セルフィッシュ」のマネージャーになり、3人と一緒に成長してゆく。音ではなく響きで感じて踊る。リズムが伝わって来るような1冊でした。爽やかに感動!

2015/11/06

紫 綺

もうサイコー!!青春ど真ん中って感じ。学生ろう者3人組のダンスユニットの苦悩と夢達成の物語。出来すぎた話とは思うものの、ビートにのった体は抑えられず、ゴクゴクと喉の乾きを癒すように読めてしまった。ダンスの表現を理解するのは難しかったが、臨場感溢れる文章にに大いにノレた。スカッっとする一冊。

2012/01/11

カナティ

読友さんの感想を読んで手に取りました。聴覚障害者の三人の少女、一人のマネージャー、1人のコーチが様々な困難に立ち向かいながらダンスコンテストに臨んでいく青春ストーリー。ダンス中の臨場感がビシビシと伝わってきて夢中で読み進めました。面白かったです。ダンスとは無縁ですが、実際に目の前で見てみたくなりました。

2013/10/08

エンリケ

ろう者の少女達がダンスに打ち込むお話。しょうがい者と健常者の認識や考え方の違い、そしてコミュニケーションの難しさなどが描かれる。主人公は極々平凡な女子高生。それだけにろう者と交流する彼女の戸惑いはきっと当たり前の反応。最初は同情が強かったかも知れない。でも彼女達のダンスに魅せられ、それに協力したいと思った心情はたぶんもっと自然なもの。色々な人と人を繋げたのは彼女の粘り強さの賜物だ。クラスメートとの人間関係に臆病だった少女はやがて大手を振って彼女達をサポートする。ビートが体に伝わって来る様なお話だった。

2015/06/08

reo

中学校の記憶はいじめを受けたことだけ。全部リセットするため、私立紅陽女子学園を受験して合格した。わたしは夏子。わたしたち1年C組に、一人ぼっちでいるのを気にしない女の子小野春香がいた。いじめの経験があるわたしは、彼女がどうして平気なの分からなかった。でも彼女はそうするしかなかった耳が聴こえなかったから。あるきっかけで、春香のろう学校のときの友だち美紗と出会う。少しお姉さんの澪と澪の彼氏尾崎さんも入りダンスユニット”セルフィッシュ”を結成する。音が聴こえなくても”触れる音楽”でダンスを踊る彼女らへの応援歌。

2018/09/17

感想・レビューをもっと見る