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勝手にふるえてろ

勝手にふるえてろ

勝手にふるえてろ

作家
綿矢りさ
出版社
文藝春秋
発売日
2010-08-27
ISBN
9784163296401
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勝手にふるえてろ / 感想・レビュー

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巨峰

表紙のイラストに惹かれて立ち読み。1ページ目を読んだだけですごく惹かれて買った。主人公は綿矢さん自身の投影かもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも若い女性作家の露悪的な性的な作品が、文学賞の審査員や編集者に取り上げられがちな風潮の中、露悪的とはいえ傾向の違う綿矢さんの小説は貴重です。以前から独特ですね綿矢さんは。。光るものある。最初と最後が特にいい。最近wikiで絶滅した動物を調べて読んだばかりなので、主人公の彼女に親近感感じたw。しかしなぁ「勝手にふるえてろ」がそこで出てくるかとw

2010/09/05

射手座の天使あきちゃん

何これ!? 文字デカ!、行間ひろっ!(笑)  私には彼氏が二人いて・・・ イチ彼は私の最愛だけど添いとげられず、ニ彼は私がまったく愛しいないのに将来結婚するかもな相手って、めっちゃ妄想(笑) それにしても会社へ、あの届出は反則っしょ!? <(^_^;  ヨシカってなんか、面倒くさっ!でも嫌いじゃないかも(笑)

2011/08/09

takaC

話の流れと筆運びは好き。イチ、ニ、の呼び名も意味深だったことが理解できた。作者はヨシカに自分を投影しているんだろうか?なんて考えてると、裏表紙裏の(標準よりもいくらか大きめな気がする)本人写真が妖しい視線でこちらをねめつけているのに気付かせられるのは、そういう狙いで意図されたレイアウトなんだろうか。。。

2010/10/29

エンブレムT

「私には彼氏が二人いて・・・」と序盤に記述があったので、悪女系ヒロイン?それとも優柔不断タイプか?などと思いつつ読んでいったのですが、たどり着いたのは「アレは彼氏と言うのでしょうか?」だったりなんかして(笑)・・・好きになりすぎた相手には、好意のカケラさえ伝えられないまま熟成させてきた片思い。賞味期限切れの恋を抱えたまま、果たして彼女は違う人と恋愛ができるのだろうか?・・・要所要所で作品タイトルをツッコミの言葉にして投げつけたくなるようなヒロインでしたが、物語としてのこの不器用なイタさは嫌いではないです。

2011/02/04

きさらぎ

14年間、ほとんど話したことのない元クラスメイトを想い続けた挙句、やっと話せるようになったのに名前も覚えてもらっていなかったとか、付き合おうと言ってくれた同僚に返事を待ってもらっていたら逆切れされたとか。ただ好きな人と結婚したいだけなのにうまくいかない。好きすぎるからいけないのかとバカなことまで考えだしてしまう。「嘘はキライ」という人に「他に好きな人がいる」と言うのは優しさなのか?すべての嘘を告白した主人公を受け入れてくれたこの人こそきっとずっと一緒にいられる相手なんだ。やっとわかったか!

2017/07/12

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