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義浄西征伝 海遊記

義浄西征伝 海遊記

義浄西征伝 海遊記

作家
仁木英之
出版社
文藝春秋
発売日
2011-09-22
ISBN
9784163299105
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義浄西征伝 海遊記 / 感想・レビュー

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ミナコ@灯れ松明の火

本当の仏教を求め旅に出る義浄さん。一切の欲を絶ち切った姿は、欲望まみれの現代人であるところの私には一見浮世離れしたものにも感じられるけれど、実は人としてあるべき本質を身を以て表現しているだけ。義浄さんにはどうってことのない、本物の、あるべき日常なんだろう。ただの頑固者ではないところもまたいい。自分の道を追求する姿を見ていたら義浄さんに憧れを抱いてしまうようになった。仏教一直線!な義浄さんの姿、まだまだその先を見てみたいです。

2012/02/08

ひめありす@灯れ松明の火

ファンタジーかと思ったら、実在の人物だったのですね。前半は健気に頑張る少年時代。師匠の懊悩が私には興味深いものでした。どこまで学ばせて、どこからブレーキをかけるのか。自分の技量では扱いきれない子供を持った時の対処に悩む姿が印象的でした。後半は堅物で敬虔な義浄の、型物故時々頓珍漢な行動と、弟子や仲間たちの良くも悪くも世間を知って義浄を言いくるめようとする姿が面白かったです。最後の善行の姿には感動しました。成長しましたね!ちょっと『僕僕先生』とリンクしているところもよかったです。

2011/12/31

T. みぃた

真の戒律を求め天竺目指す義浄の信念は凄いね!弟子の善行やアドラ−号の仲間たちが魅力的☆病に倒れた善行が「師傳はお間抜けだから、おいらがいないと」と義浄を心配するところ(ホロリ)

2011/10/15

まえじぃ

陸から天竺を目指した玄奘三蔵法師とは逆に、海から天竺を目指した僧・義浄の道程と天竺への冒険を綴った物語。実在の人物だし、歴史小説だと思っていたのですが、仁木さんだからそんなわけがない。思っていた内容と違ってちょっとびっくりしたのですが、でもタイトルが『海遊記』。玄奘法師の冒険潭が『西遊記』なんだから、妖だの化物だのが現われてもおかしくはないのか、と納得。内容は苦難あり、危険ありのまさしく冒険潭。王道的、多少ご都合主義的なところはありますが、とても楽しく読めました。旅は始まったばかり。続きが読みたいです。

2014/06/30

ラグエル

これってさ、続編あるんだな。ないのか。どうなんじゃろう。これは、スタートじゃないだろうか。僕僕先生とも被るし。理凛にしても、善行にしても、ホックにしても、大乗燈にしても、いいキャラ揃えすぎです。活躍しなくて終わるのは、違うでしょ、やっぱり続編あるでしょ。玄奘にたいしての答えも出していないし。則天武后と面会するまで話は終わらないはずだっ。

2012/10/26

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