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典奴ペルシャ湾を往く

典奴ペルシャ湾を往く

典奴ペルシャ湾を往く

作家
森下典子
出版社
文藝春秋
発売日
1988-10-01
ISBN
9784163426808
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典奴ペルシャ湾を往く / 感想・レビュー

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ぶんこ

イラン・イラク戦争の最中に、ペルシャ湾を航行するタンカーに乗船する事になった典子さん。 軽い調子で仕事を受けたのですが、ペルシャ湾では日本の船もイラン・イラク双方から攻撃を受けていました。 男性だけの狭い世界、しかも逃げ場の無い洋上。 よく引き受けたなと、驚嘆です。 大型タンカーに、たった16人の乗組員。 しかも日本に帰港した時には肩たたきが待っていました。 海に囲まれた日本なのに、日本人の船員は要らない、安く雇える外国人船員ばかりとなる・・・何だか切ないし変です。

2015/02/07

しんこい

イランとイラクが牽制しあうペルシャ湾にまで典奴が行っていたとは知らなかった。危険を冒して日本に不可欠な石油を運ぶタンカー乗組員の生き方も興味深いが、そんな重要な任務でもコストダウンの要請に打ち勝てない現実は厳しい。

2012/12/16

ジュースの素

1988年刊。タンカーに若い女性が乗り込む事も衝撃だが、ペルシャ湾への航行の仕事に並々ならぬ物を感じた。船の出航ごとに乗組員が違う。そうなんだ! 巨大船にたった16人、それでも次回は減らされると言う。そして更にあの海域では海賊が絶えない。いつ命を失くすか分からないのだ。身体がビクビクするほどの緊張を持って読んだ。

2023/06/01

yukioninaite

30年も前の本。30年前、、、自分はあのころどうしていたろう?ということを少し思い出しそうになる。写真よりも本を読む時、そんなことを思う。典奴はつい最近映画に出たそうだ。人間生きているうちに思ってもみないようなことが起きるのだ。

2018/11/24

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