マルクスの誤算: ソ連・東欧大変動を検証する
マルクスの誤算: ソ連・東欧大変動を検証する / 感想・レビュー
ハンギ
ベルリンの壁崩壊からソ連崩壊の間に書かれた記事を一冊にしたもの。ソ連はまだ崩壊してないものの、崩壊して行くのでは、という予測が立てられている。東大全共闘と団交した林健太郎元総長の記事(「倨傲の宗教」の終焉)やマルクス経済学者7人に感想を聞いて書いた記事も勉強になった。僕なりにまとめるとソ連はインフレに負けたのであって、需要に見合うだけの物品の供給をもたらせなかったことが崩壊につながったんだろうと思う。民族的なものに敗北した、という見方も示されたが、あくまでソ連崩壊は経済的な理由によるのではないか。
2012/06/14
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