この国のかたち〈6〉 (1996)
この国のかたち〈6〉 (1996) / 感想・レビュー
KAZOO
この国のかたちもこれで終わりです。やはり文藝春秋の巻頭を飾っていたので、かなり随筆にしては格調が高いと感じられます。歴史の中の海軍は非常に読み応えがあるものでした。後半には全集の月報に掲載されていた随筆が収められています。
2014/11/20
剛腕伝説
「この国のかたち」最終章。1982年2月〜1996年4月号の文芸春秋に掲載された随筆を中心に抜粋されている。作者の没年月日が1996年2月なので、本当に最後の一冊と言えるだろう。 海軍、旅、言語、自身の祖父・父・学校、役人道等について触れている。鎌倉時代の名僧覚心が残した最大の物は、教えでも悟りでも無く、醤油の発明だとの一説は笑える。確かに日本人にとって醤油の存在は何物にも替え難い物だろう。また「そうせい公」と呼ばれた長州藩主が後に「ああしなければ殺されていた」と語っているのは、興味深い。改めて作者に合掌
2019/12/26
よしひろ
司馬さんが語る文学論は大量の書籍を読み込んできたエッセンスそのもの。とても魅力的だ。昔の人が音読を重んじていたのは、勉強の本質を体得していたんだと思った。
2015/12/29
さざなみ
念願のというとたいそうであるがこの年になってやっと読み終えた。 いろんなジャンルにわたってウンチクが述べられていたがそれぞれが 味のある内容でさすが司馬遼太郎先生でした。
2016/05/30
kaneyan
全6巻を読み終えた。日本の歴史を知ることで今の日本がよくわかるような気がする。まさに歴史は繰り返す。またいつの日か読み直す日が来ると思う。
2012/12/14
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