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テレビ消灯時間

テレビ消灯時間

テレビ消灯時間

作家
ナンシー関
出版社
文藝春秋
発売日
1997-08-01
ISBN
9784163532103
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テレビ消灯時間 / 感想・レビュー

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Takayuki Oohashi

ナンシー関……名前は知っていたのですが、その偉大さに気付いたのは、荻上チキさんの「社会的な身体」を読んでからでした。実際、図書館から借りて読んでみると、TVを観ていて思う違和感を見事に言葉にしていて、そうそう、と頷くことが何たびかありました。神田うのが初めの他の芸人に対するすかした態度を改めて、すり寄っているという所には笑ってしまいました。もし生きていたら、今の「ひるおび!」の恵さんのMCについても触れていたんだろうなと思います。はなまるのやっくんのMCのことも触れていますよね。本当に懐かしいですね……。

2016/06/27

Yutaka Matsuzawa

1996〜97ごろのテレビ批評。当時感じていた違和感を、時代劇の如くバッサバッサと斬るのが心地よい。吠える千葉すずの時は、また行う東京五輪に対して、どうコメントしただろうか気になる話だった。好きな人の本を読むのはホント楽しい。

2015/03/27

Jナカノ

この人の本を初めて読んでみて、テレビを好きな人が「もしナンシー関が生きていたら」という空想に浸る理由も、ネット上に多数存在するただの悪口に近いテレビについての文章に「劣化版ナンシー関」というレッテルが貼られる理由も、全て理解出来た。単純に面白すぎるからだ。テレビを観ている視聴者が覚える違和感に、次々に名前を付けていくのその文章は爽快の一言。ナンシー関は、一般的な価値観と思考でテレビを観るアマチュアの目線と、それを的確に解説するプロの目線の両方をあわせ持つ作家である。

2014/04/09

mizzan72

子供の通院の待ち時間中に流し読み。当時、新しい文春が出たら真っ先に読んでいたコラム。あー、このボヤき、懐かしいな。思い返せば自分、今でも心の中は、ナンシーさんのこの「愛ある毒舌」をなぞっている部分があるんじゃなかろうか。さらに、今ではまったく見なくなったテレビだが、自分も20年前はテレビっ子だったんだなー、なんて昔を懐かしむ。

2015/02/12

Masa

書棚整理中に発見、再読。ナンシー関の負のオーラを久々に堪能しました。1997年に出版された、TV番組や芸能人たちを茶化した本ですが今読んでも色褪せずに笑えます。それだけTV業界は進歩していないとも言える訳ですが。

2013/06/10

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