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妄想の森

妄想の森

妄想の森

作家
岸田今日子
出版社
文藝春秋
発売日
1997-10-01
ISBN
9784163534404
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妄想の森 / 感想・レビュー

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タカギ

「一枚の繒」って美術雑誌でしょうか。数々の芸術家との交流や芸術品との出会いが取り上げられているので。岸田さん自身が芸術家で、周囲に芸術家が多かったので当然のことのようですが。エッセイだけど、6:4くらいの割合で虚構も混じっている気がする。中には純粋な(?)創作もある。そんなことどうでも良くて、読んで楽しい。ちょっとピリッとする。私は岸田今日子さんというと、爆笑問題の太田光氏が、初恋の人を目の前にしたように照れて目も合わせられない有様だったことを思い出す。素敵な人だったんだろうな。もっと読みたかった。

2019/11/25

本 読むぞう

薄暗い闇の中にぼんやり浮かぶ白い背中とシーツ、母親がふとんの中の娘の頭をなでながら、かすれた声で、ふしぎな昔話を小さな声でささやく、 そんな雰囲気の本です、

2013/12/21

みゆき

現実と妄想の境い目があやふやな文章に、最初こそ「?」ばかり浮かんだけれど、気づいたら行ったり来たりするその感覚に夢中になっていた。そんな超短編集のようなエッセイ。

2016/01/11

つんこ

岸田今日子さんの妄想はぶっ飛ばない。深く深く、静かな静かな森に入り込んでいくような。現実と隣り合わせでありながら現実になれず、善悪の境もない森。 こうあるべきって思いがあるから隠れているだけで。私たちが生きる大人の世界もたどたどしくpure。1篇1篇、尾を引く読後感。

2015/12/10

きたくり

サイン会でこの本を買ったっけ。岸田今日子さんはテレビで観るより実物の方がずっとオーラがあって輝いて見えた。

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