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文壇

文壇

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作家
野坂昭如
出版社
文藝春秋
発売日
2002-04-01
ISBN
9784163584201
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文壇 / 感想・レビュー

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更紗蝦

『龍彦親王航海記:澁澤龍彦伝』の中に、【石川と丸谷の二人は帰りに北鎌倉の澁澤の家に立ち寄ったが、大いに酔っ払った澁澤は丸谷にむかって「違う!」とか「電話!!」とか大声を張りあげ、酒乱で名高い石川淳の方が、「まあまあ澁澤」などと言ってなだめ役に徹していたらしい。】という記述があり、「野坂昭如の『文壇』では、澁澤も酒乱と書かれていたはず…」と思い、確かめてみたら、「酒乱」ではなく「大酒乱」でした。(189p) 以前読んだ文庫版の表紙は野坂氏の肖像写真でしたが、単行本版の表紙は山本タカト氏による装画です。

2024/10/01

ジュンコ

文壇の生態。昭和の文学史。野坂昭如が駆け抜けてきた時代。猥雑で破天荒だけど、繊細で思慮深い人でもある。永遠の憧れ。改めて、彼を失ったことが悲しくて仕方がない。

2016/01/19

ウチ●

昭和36年、単衣の着物、素足に草履、中公「週刊コウロン」売価20円也。丸谷、八ミリエロ映画、クラブ「ラ・モール」、三木鶏郎、永六輔、吉行淳之介。「エロ事師たち」、「おもちゃのチャチャチャ」、三島と対談、喧嘩骨折、宇能、立原、「姫」マダム山口洋子。封印されていた妹の記憶、田中小実昌、「火垂るの墓」直木賞、平凡パンチ、歌う直木賞作家。三島自衛隊突入。もはや昭和は遠くなり、流行作家は死に、ただ憧れていた小説家は名を残した。渾身の力はこめず、井戸掘る如く書くうちに思いがけぬ脇から滲み出た小さなテーマによって。

2013/07/05

勝浩1958

のっけからこれだ!「色川が壇上にいるのだから、授賞式の進行中なのだろう。」もう酔っぱらっているのだ。酔わないとまともに人前にも出られない。照れかひがみか、とにかく鬱屈としている。少し自虐的か? 本当はものすごく繊細。もっと評価されても良いのじゃないか。 ところで、男のおばさんを演じる永六輔氏、若い頃(から)ものすごく儲けていたのが分かりました。また、野坂氏は丸谷才一氏を相談相手にしていたのですね。意外な話が文壇にはたくさんありますね。楽しそう。

2011/10/26

takao

ふむ

2024/04/08

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