現代文学
現代文学 / 感想・レビュー
ほたぴょん
中上健次論を冒頭に置いたのは、「現代文学」というものへのひとつの見かたを示しているようで興味深い。大江健三郎や島田雅彦について書く中にも見られる、ブレのなさを美点としてことさらに賞賛し、ブレを糾弾していく姿勢は、ある意味でマチズモ的な一貫性を称揚するということを宣言するためのポーズなのではないかと思うのだが、一方で大江の『宙返り』についてなどは、その一貫性云々とはまた別の部分で問題意識を共有しているのではないかとうかがわせるところもある。
2022/05/22
ミスター
明らかに大江健三郎に関してテキトーなのが目立つ。ま、中上=大江主義に対する皮肉かと。
2019/09/01
さらば火野正平・寺
読みたい所だけ拾い読み。中上健次、島田雅彦、網野善彦の所だけ。博識にはやはり舌を巻く。中上健次論は切なくてよかった。虚勢を張ってしまい、そんな自分に苛立ち、泣くのが男かも知れない。
2011/11/14
KUAD
流し読み。ん〜どうかな。
2012/02/20
aquirax_k
初期の著作に比べると落ちると思うけど、十分面白い。
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