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真夜中の天使 上

真夜中の天使 上

真夜中の天使 上

作家
栗本薫
出版社
文藝春秋
発売日
1979-09-01
ISBN
9784163624105
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真夜中の天使 上 / 感想・レビュー

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しんすけ

十七歳の今西良は、小柄で色白で少女ような少年だった。その可愛いさには悪魔が潜んでいたのでないか。 その魅力に気づいた芸能界の辣腕である滝俊介は、良のマネージャーとなる。 芸能界には滝が活躍する場は他にあり、いまさらマネージャーではなかったのだが。 良の魅力に憑りつかれると、身も心も自身では制御できなくなるのかもしれない。 憑りつかれた男の一人の、山下国夫が吐く詞が端的に語っている。 おれだけのものにして、誰の目でも良を見たりして汚せないようにしちまいたいよ。いっそ、殺して、そこの金庫にしまっておこうか。

2022/07/14

Tanaka9999

この今西良は陰湿な感じのするスター。魔性というとそのとおりだろうが、現実感がないというか、まぁ、スターだからな。再読で粗筋はだいたい覚えていて、最後あの人が殺されてさらにあくどくなるのではないか、というところで終わるのだよなぁ、などと考えると、恐ろしい話であるなぁ。

2019/05/18

モコ

穏やかなままでいられたらどんなに幸せか。 どれだけの荒波を突破しようとも、救われないことだって存在するんだろうな。

2018/02/10

emi

ついに手を出してしまった。初版は昭和54年なんだ。。。この世界感は痛いなぁ。

2012/03/10

yourin♪

栗本薫さん没後出版される「ムーン・リヴァー」を読む前に、東京サーガ1作目を・・・と読み始めた。痛々しい愛の形が苦しい・・・。良に心安らかな日は来るのかしら・・・。

2009/11/04

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