KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

真夜中の天使 下

真夜中の天使 下

真夜中の天使 下

作家
栗本薫
出版社
文藝春秋
発売日
1979-09-01
ISBN
9784163624204
amazonで購入する

真夜中の天使 下 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しんすけ

後半になると血の匂いが濃く漂う。 良の気持が自分にもう無いことに気づき山下は、良の殺傷に及ぶ。 山下に代わって良を教えるのは結城となる。 結城は資産家の子息であり業界のプリンスである。だから最初は良に対しても優位な姿勢を崩さない。 だが結城も良の魅力に勝てなくなる。結城は良を滝から奪うために種々の企みを実行する。 最初は滝が優位だったが、人形でしかない良は考えることがない。徐々に滝より甘やかせてくれる結城に親しみを感じだしていた。 少年を奪い合う男たちの葛藤を、良は愉しんでいたのではないだろうか。

2022/07/16

Tanaka9999

私が栗本さんの(もしかしたら他の人でも)現代ものを読むのが少しつらいのは、自分が子供の頃からテレビドラマなどを一切見ない人だったからではないかと思い当たった。つまりテレビドラマのような世界への拒否感。この作品もテレビドラマからのイメージで作られたように、テレビドラマ的世界観なのではないか。さて、この話は再読なのだが、クライマックスの手前の暗闘部分はほぼ覚えていなかった。その部分でラストの、恐ろしげなアイドルとおろおろしてしまうそのマネージャーという対比がすさまじく迫ってくる。いやはや、疲れる話である。

2019/05/22

emi

うーん、感情部分ではわかるんだけどね、ここまで歪むか・・・。

2012/03/11

yourin♪

読むのが辛かったなぁ。このシリーズを読む気持ちが萎えてしまったけど、「ムーン・リヴァー」は読もうと思う。最後に救いがあるといいな・・・。

2009/11/11

モコ

美しいものは同じくらい苦しいし、悲しい。 理性なんて、所詮飾り。

2018/02/27

感想・レビューをもっと見る