麦屋町昼下がり 藤沢周平全集 第五巻
麦屋町昼下がり 藤沢周平全集 第五巻 / 感想・レビュー
モトラッド
★★★★☆ 第四巻に続き、第五巻も“士道小説”の短編が23篇、収められている。こちらも傑作ぞろい。『夢ぞ見し』『梅薫る』『泣くな、けい』『山桜』などがとても良いと思った。これ以外も、どれも甲乙つけがたく、どこから読んでも、満足できる一冊である。
2020/05/05
オールド・ボリシェビク
読みだしたら止まらないのが藤沢周平である。全集第5巻は士道小説集(二)である。中・短篇23作を収めている。いやはや、上手いね。初めから読んでいくと、だんだんと円熟味を増していく筆致がたまらない。武士という階級のどうしようもなさ、哀しさ、切なさ。そして崇高であることの意味。いろいろと考えさせてくれます。読んでいて、決闘シーンの迫力に驚く。藤沢周平、剣術をやっていたのだろうか。
2024/04/24
ほんのむし
ようやく五巻。 最後までたどり着けるかな。
2024/01/19
カラヤ3
全集なのでいくつもの作品が収録されているが「小鶴」がなにか心に響くものがあった。
2021/07/21
よし
士道小説三巻 目。映画化された物語「花のあとに」・・一度手合わせをしたいと思っていた剣士と桜の下で出会った女剣士。その剣士が謎の切腹をする。その裏に渦巻く陰謀。「小川のほとり」・・水かさが増した川で 妹が兄の助けを借らずに泣いていた場面が印象的。その兄弟に訪れる上意討ちの皮肉な運命。 ベスト1は「切腹」。感動的さえあった。”見上げた男だったのだと今にして思う。・その身分と命をすでに交わりを絶ってる旧友のために、捨てようとしたのである。・・不和なるがゆえに見捨てては、武士の一分が立たぬ。”
2014/06/08
感想・レビューをもっと見る