密謀/義民が駆ける 藤沢周平全集 第十七巻
密謀/義民が駆ける 藤沢周平全集 第十七巻 / 感想・レビュー
モトラッド
★★★『密謀』『義民が駆ける』の2長篇を収録。共に、実在の人物・事件に材を採った歴史小説。『密謀』は、上杉景勝と直江兼続とを主役に、豊臣秀吉・徳川家康と張り合う上杉家の命運を辿る。傍筋の忍者集団「与板の草」の物語(これはフィクション)も面白い。/『義民が駆ける』のテーマは“天保一揆”。荘内、川越、長岡三藩への三方国替えの幕命に対する、荘内領民が起こした藩主国替え阻止目的の百姓一揆である。百姓の語りが、荘内の国言葉なのが特徴的。非常に読み応えがあり。但し、読みが分からない人名多し。もう少しルビが欲しかった。
2021/04/04
たあこ
〈密謀〉歴史小説は苦手だとわかったけど、書くのはもっと大変だろうし、大好きな藤沢さんのだから必死で読了した。直江兼続好きなら読むべし!
2014/09/17
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