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詩歌の待ち伏せ 下

詩歌の待ち伏せ 下

詩歌の待ち伏せ 下

作家
北村薫
出版社
文藝春秋
発売日
2003-10-25
ISBN
9784163653600
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詩歌の待ち伏せ 下 / 感想・レビュー

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ぐっちー

チャンドラーの有名なセリフの考察にワクワク。コール ポーターの曲、聞かせてもらって、文化って先人が残した贈り物に新たな飾りを一つ足して次の人に送ることなんだなと思った。詩歌の解説だけでなく、小さな疑問や好奇心を大切に、気になることはとりあえず調べる姿勢から学ぶことがたくさん。好きな言葉を何度でも噛み締めるみたいに、何かの折には取り出して読み返したくなる本だった。

2018/01/16

佐島楓

下巻はミステリを地で行くような北村先生の探究心が炸裂する章が多い。正直申し上げて読み解くのに難しい箇所もあった。また数年後読み返してみて自分が成長できているか確かめるつもり。素敵な本です。

2012/01/11

雨衣

上巻に引き続き、出会った詩歌に謎を見出し楽しむ北村さんの観点に舌を巻く。自分も、読む文章から言葉の関連を探すことが好きな気質だろうとは思うが如何せん、文章に囚われてしまいがちでもあり、北村さんのようには詩歌を楽しめない。『詩歌の待ち伏せ』の二冊から、もっと文章に対して柔軟に楽しめるようになりたいと思わされたのは間違いない。またいつか再読しようと決めて本を閉じた。その時には、詩歌の待ち伏せを感じ取られるようになっていたい。

2014/02/17

keiniku

詩歌の待ち伏せ 上 に続いて読んだ。詩を読んだ人は過去となって、人の弱い肉体は消えてしまった、。残ったのは言葉、しかも単なる文字なのに、その文字の組み合わせが、何と人の心の大きさを伝えられることか。 そして北村薫が詩と出会って広がっていく世界もとても楽しい。

2021/07/07

グーグー

北村薫が、思いがけず出会った詩歌について語るエッセイの下巻。日本の詩歌との出会いが、ダウンス、アロオクール、チャンドラー、コール・ポーターの詩へとつながっていく。理解力の問題なのだと思うが、日本の詩歌は難しいものが多い。しかし、何か魅かれるものがあるエッセイだ。

2018/01/07

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