KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

「血脈」と私

「血脈」と私

「血脈」と私

作家
佐藤愛子
出版社
文藝春秋
発売日
2005-01-15
ISBN
9784163666105
amazonで購入する

「血脈」と私 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

パフちゃん@かのん変更

佐藤家一族の歩みを書いた『血脈』上中下は、先に読みました。愛子さん66歳から78歳まで12年間にわたって「別冊文芸春秋に連載され言行は3400枚の大作。実に多くの人が登場し、多くの人が死ぬ。添付の家系図がなかったら何が何だかわからなかったところです。しかし、佐藤家すごいですね。そして愛子さんは真っすぐで豪胆でお父様そっくり、美人で理性的なところはお母様そっくり。素晴らしいです。「血脈」アルバムにたくさんの写真が載せてあって嬉しい。6歳の愛子さんの強いまなざしに只者ではない力を感じます。

2021/08/24

ツキノ

はっきりした記憶はないのだけれど『血脈』は読んだような気がする(産後の時期で覚えていないこと多し。逆にくっきり覚えていることもある)。図書館利用者さんの返却本でこれを読んでみたら、多分「読んだ」w 『血脈』を書くことで自分の「厄介な一族を理解しようとした」という愛子さん。一族は「我慢すると破滅する」。講演やインタビュー記事、対談などから『血脈』についてよくわかるようになっている。文藝春秋の豊田健次さんの話の引き出し方、コメントがうまい。「歳月とともに人は変化していく」これはたしかに。

2015/11/29

risako

「血脈」の執筆秘話をまとめた一冊。「血脈」を読んだ人には楽しめるだろう。佐藤家の写真アルバムはとても貴重で興味深い。「血脈」は登場人物それぞれの視点から書かれている。それは「愛子」の一人称ではうまく書けず、試行錯誤するうちに自然とそうなったとか。著者は「イタコ」のようにそれぞれの人物になりきって書いたのだと。佐藤一族の鎮魂の書だというくだりには心から納得。「血脈」は「カラマーゾフの兄弟」を彷彿させるという対談相手の弁に佐藤さんも大いに頷いている。これはいよいよ「カラマーゾフの兄弟」を読むときが来たらしい。

2016/12/02

Gen Kato

佐藤愛子先生ファンなので… 「書く」ことでひとびとを理解し、結果的に愛することができた、という感覚は、よくわかる気がします。

2015/03/31

sofia

『血脈』で空想を膨らませていたのが写真で現実味を帯びる。

2008/04/27

感想・レビューをもっと見る