おらんくの池
おらんくの池 / 感想・レビュー
里季
土佐出身の山本一力さんのエッセイ。いつもながら男気のある、家族思いの一力さんであった。ところで、おらんくの池の意味は、ぼくのところの池、すなわち高知湾、ひいては太平洋も土佐のものという、いごっそうの言い分である。高知の披露宴について記述があったので、高知の従妹の披露宴を思い出した。ひとたび乾杯してしまえば、後は上を下への無礼講、上司も親戚も友人もあったもんじゃない。みんながお銚子と猪口を持って会場を巡る、巡る。新郎ははてなき返杯を求められ、あちこちで知らぬ者同士が飲む、飲む。私の席は?知らん人が座ってる!
2013/12/22
つちのこ
図書館本。エッセイ。2009.7.22読了
2009/07/22
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