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意味がなければスイングはない

意味がなければスイングはない

意味がなければスイングはない

作家
村上春樹
出版社
文藝春秋
発売日
2005-11-25
ISBN
9784163676005
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意味がなければスイングはない / 感想・レビュー

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ハイク

著者の音楽に対する造詣の深さは半端でない。ジャズやクラシックに関する著者の本を読めば驚くほどだ。著者は読み易い文章が定評であるが、この本の内容は分かりにくい。音楽専門読者を対象に連載した内容なので、私などにとっては内容が難しい。この本で紹介のジャズ演奏者の曲はほとんど知らない為ユーチューブにより、彼等の演奏を聴きながら読んだ。それでもよくわからない解説であった。やはり曲に興味があり更に何度も聞いた曲でないと分からないのであろう。日本人でスガシカオが掲載されている。初めて聞いたがこちらは分かり易かった。

2017/04/13

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

小説以外の村上春樹さんを読むのは初めて。彼の好きな音楽評論。ジャズだけでなくてクラッシック、ロック、J-POPまでと幅広い。自分も何枚かアルバムを持っているウィントン・マルサリスへの評価は真面目だが退屈とかなりの辛口。マイルスのぶっ飛んだジャズと比べると大人しく感じるのは確かだね。ブルース・スプリングスティーンは「ボーン・イン・ザ・USA」の大ブレイクで彼の歌うブルーカラーと本人の立場が乖離してしまったというのは納得。レイモンド・カーヴァーという作家との共通点を論じているのは彼独自の視点で面白い。★★★+

2018/09/26

けぴ

ブルーススプリングスティーン、スガシカオは馴染みがあるが、ほかのクラシックやジャズの人物たちは知らなかった。プーランクの『仮面舞踏会』は興味深い記載であったのでyoutubeで聴いたが、からっとした陽気さがあり良かった。マルサリスのジャズは上手いが退屈との指摘もyoutubeで聴くと何となく納得。感動させるには上手いだけではダメなんですね~ 取り上げた題材は村上春樹さん個人所有のCD/LPが基になっているとのこと。音楽に対する深い造詣に感服。

2020/08/22

momogaga

春樹さんの音楽論は読み込みが必須。読み応えがあったのは、「国民詩人としてのウディー・ガースリー」。これから、この本と長い付き合いになりそうです。

2023/06/18

marco

スガシカオについて書かれた章だけ再読。スガシカオの書く歌詞に対してなんとなく感じていたよい意味での違和感が、ひじょうにわかりやすく説明されている。やっぱりこの二人について行こう(笑)。

2013/10/06

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