あきらめることあきらめてはいけないこと: 人生が変わる30の言葉
あきらめることあきらめてはいけないこと: 人生が変わる30の言葉 / 感想・レビュー
mika_f
作者はベトナム戦争を経験し、息子二人を立て続けに亡くした精神科医。どちらかと言うと子育て世代から中高年向け。娘への祝辞が良かった。「不安感や落ち込みを克服しようと立ち上がる勇気と、その為の行動を起こす決断力だけが、マイナスの気分を振り払う為の効果的な治療法である」「愛するのにふさわしい誰かを見つける為には、必ずと言っていいほど痛みが伴うもの」「許すのは他者がいてはじめて成り立つ行為であり、愛と正義が交わるところに許しは存在し、許す事が出来れば、人は癒される」
2014/06/26
yuko-k
心に深い傷を負ったことのある作者だから、ひとつひとつの言葉が愛情に満ち深く心に響きます。決して上から目線でなくて優しい。たくさんの勇気を貰えます。
148cm
米国の精神科医による人生の処方箋。尽きることのない欲望や不安不満、葛藤とどう向き合い、よりよく生きていくか? 自己啓発本や人生相談本によくある過度・過激な叱咤激励はなく、著者の知識経験――医師として、男として、父親として(白血病と自死で2人の息子を亡くしている)――に基づく見解が淡々と。付かず離れずの距離間が、読み手に自ら振り返り思考する余地を与えてくれるのが、「考えたがり」の自分にはちょうどいい。
2019/03/08
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