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「坂の上の雲」と日本人

「坂の上の雲」と日本人

「坂の上の雲」と日本人

作家
関川夏央
出版社
文藝春秋
発売日
2006-03-31
ISBN
9784163680002
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「坂の上の雲」と日本人 / 感想・レビュー

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James Hayashi

日露戦争百周年記念として書かれた。司馬先生の坂の上の雲を日本人のお里=アイデンティティ回復の書と評す。ストーリーで語られた人物、関係者と関連項目を詳細に語られている。乃木将軍は無能かどうかをチェックしたり、当時の主要ロジスティック、鉄道と海路にも詳しい。瞠目したのは、ペリーが来日したのに大西洋航路をとったこと。太平洋戦争の陸軍の死者の70%が餓死か栄養失調!運を味方につけると勝利を呼び込めると感じた(日露戦争)読後感。

2016/11/29

がんぞ

封建体制打倒=回天を無私の至情で成し遂げた『竜馬…』、明治再評価の『坂の上…』/前者を読んで維新の偉業に感涙し、後者を読んで明治の先人を誇らしく思わない日本人はいないだろう」、占領軍左派が非道にも押し付けた教育改悪として「明治暗黒期」史観。事実として明言できないだけに年度末「時間切れ」でごまかす。異見として大蔵制作『明治天皇と日露大戦争』的小説をサンケイ新聞に執筆する勇気。乃木希典と伊地知参謀を無能と断定、ちょっと気の毒/40年後、米国相手に真珠湾攻撃し「全面降伏以外受け付けない」事態を招いたのはなぜか?

2021/01/29

貧家ピー

平成の世に「坂の上の雲」を読み返す。改めて司馬遼太郎が残したものの大きさに感じ入る。1972年の連載終了後に発見された資料もあり、日露戦争を進める一石となっただろう。乃木将軍が無能だったのか、議論が待たれる所なのだろうが、それだけ「坂の上のー」の影響が大きかったのだろう。

2008/02/10

(まだない)

(2006/09読了)

2006/09/30

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