シネマの記憶喪失
シネマの記憶喪失 / 感想・レビュー
harass
佐々木敦の批評本で挙げられてた本。作家の二人による文芸誌に連載されていた対談。2005年から2006年ごろ公開された映画評論していく。ときどきゲストが入る。蓮實重彦も。とにかく映画マニアな二人で映画の記憶から監督の過去作との比較などで評論。感覚的でありながら説得力の不思議な強さを感じる。自分は映画を見なくなった時期の作品ばかりの話でもどかしい。マニア向けな映画ばかりでなくスピルバーグなども評論する。チェックした映画を見てみたいと思わせた。Amazonビデオは便利。おすすめ。
2017/06/30
踊る猫
自由自在だな、と思わされた。彼らに掛かればスティーヴン・スピルバーグもクリント・イーストウッドも、M・ナイト・シャマランもガス・ヴァン・サントも同列に論じられてしまう。デヴィッド・リンチとデヴィッド・クローネンバーグも……語りが中心なのでライヴ感に溢れておりスリリング。悪く言えばそれだけ深くコアな考察が為されているわけではなく、「?」なところもないでもないのだけれどここまで語られては見事としか言いようがない。特にシャマランに関してはノーマークだったことを恥じ、早速『レディ・イン・ザ・ウォーター』を観たい!
2019/04/10
王天上
以前読んだが、最近毎日のように映画を観ている生活なので新しい発見がいろいろあった。存在自体謎のような映画が観たい。
2014/04/29
Mark.jr
こういう本を読むと、自分は全然映画本数観れてないし、そもそも映画の観方もよく分かってないし、映画に対する愛着も薄いんだろうなと思ってしまいます...。
2024/03/02
こすもす
二人でああじゃない、こうじゃないと映画を語っているけれど高度?過ぎて私にはよくわからなかった。
2023/09/13
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