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ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

作家
立花隆
出版社
文藝春秋
発売日
2007-01-31
ISBN
9784163686806
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ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊 / 感想・レビュー

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カブトムシ

p136「このとき(宇宙船地球号の構造を諸君に発表)宇宙船のシステムを詳しく調べたことからアポロ計画と宇宙開発に関心が深まって行きました。後にアポロ宇宙船の宇宙飛行士たちにアメリカまで行って取材をして、『宇宙からの帰還』を書くようになる最初のきっかけはこれ(ルネ・デュボス『人間と適応』)を読んだことだと思います。」

カブトムシ

血にも肉にもならなかった100冊が面白い。p457「能見正比古といういいかげんな学者が書いた『血液型でわかる相性』という本が大ベストセラーになり、それからこの男が次から次に同系統の本を書きまくった。能見の本は、芸能人など有名人の血液型を沢山例にとることで読者にウンなるほどとおもいこませた。この説をさまざまなマスメディアが何度も取りあげた。その相乗効果で日本人の大部分が信ずるようになってしまったのである。…しかしなぜ人はそれほどいいかげんなものを正しいと信じこんでしまうのか。…」後は、各自お読みください。

hiro-yo

とんでもない本に手を出してしまった。今後の本選定のため参考になればと思ったが、立花さんのスケールは質・量とも圧倒的。この中に私に読解できる本はあるのだろうか。

2019/08/13

カブトムシ

この本には、立花隆さんと佐藤優さんの読書に関する対談があった。私はその感想に、「お二人は、キリスト教にシンパシーを感じておられるようだ」と書いた。その時は知らなかったけど、立花さんは、お父さんとお母さんが、無教会派のクリスチャンで、佐藤さんは、同志社大学で神学を学んだ人だということが最近分かった。立花さんは、前に書いたけど、佐藤さんは、最近、YouTubeでお話をお聴きして、やはり大変な読書人と感じている。知識が豊富な人だと感じているところである。

白義

前半のインタビューが立花隆の知的遍歴とその業績、関心の在り処を明確に引き出したものとなっていてとても面白い。宗教、科学、哲学と膨大な諸学をジャーナリスティックな好奇心の赴くままに読んで自らの仕事としてアウトプットした知の巨人の概略を知るのに最適の一冊である。ウィトゲンシュタインへの強い関心、脳科学やサル学など人間の限界と境界への関心が強いのは読書歴からも明らか。多くの古典が紹介される第一部は面白く、読書日記は扱う本の質、量共にまあまあという感じ。珍説好きなのかたまにヘンテコ本が紛れ込んでいるのは微笑ましい

2016/12/05

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