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ボローニャ紀行

ボローニャ紀行

ボローニャ紀行

作家
井上ひさし
出版社
文藝春秋
発売日
2008-02-29
ISBN
9784163690902
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ボローニャ紀行 / 感想・レビュー

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moonanddai

中央の政治に対する地方の政治。その地方を支える仕組みの一つが「社会的協同組合」。日本で近いものといえばNPOなのでしょうか…?ただ違うのは歴史的な背景なのかもしれません。先の大戦では徹底的に荒廃したのは同じかもしれませんが、そこには「レジスタンス」という歴史があった。それが「協同組合」への町全体での支援の「度合」というか「色の濃淡」見たな違いになっているのかもしれません。それにしても当時から、リベラルと思われる人でもEU加盟を経済問題の根本とするような発言があります。それが今のイタリアにつながっている…。

2018/06/20

plum

いまは住む人もいない女子修道院には,かつて歌う修道女たちがいたらしい。改装された「イタリア女性図書館」には世界中の女性史関連資料が集められている。「ボローニャ人は,何百年も前の建物や街並みをそっくりそのまま保存しながら,その上,いまの生活にも役立てる方法を知っている。その知恵をまとめたものがボローニャ方式である(P82)」。鎌倉の縁切り寺「東慶寺」の映画がヒットしているいま,これらを反射的に語れるのは,著者自身がそれだけ切実な問題として対峙していたからだと思いたい。街を愛し(街歩き),日常を守る。

2015/05/22

水の都

井上さんのボローニャの連載エッセイをまとめた本。ユーモア有り。イタリアへは旅をしたが、ボローニャは未踏。行かねばならぬ…。

2019/03/06

めぐみこ

「自分がいま生きている場所を大事にしよう。この場所さえしっかりしていれば、人はなんとかしあわせに生きていくことができる」という思いが、ボローニャの隅々にまで根付いているのが凄い。ここで紹介されているのは美しい上澄みだけなのかもしれないが、それでも、魅力的な街だと思った。

2020/09/11

Ryo Sogawa

都市再生のモデル、ボローニャ、というのが主題なのですが、井上ひさしなので、小難しい話はなしです。ボローニャの良さと井上ひさしの想いがが、ひしひしと伝わって来ます。

2015/05/29

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