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私のマルクス

私のマルクス

私のマルクス

作家
佐藤優
出版社
文藝春秋
発売日
2007-12-10
ISBN
9784163698304
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私のマルクス / 感想・レビュー

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pudonsha

自分の頭で考え、納得がいかないことは納得がいかないと公言すること。そうでないと、唯物史観のような作業仮説が真理として受け止められ、「グロテスクな物語」を生み出してしまう。

2015/01/05

うな

文句なく面白い。佐藤氏の他の著作を読んでいて疑問に思っていたことがこの本でかなり明らかになった。神学という学問とはどのようなものか、この著作を通じてかなり具体的なイメージを掴むことができた。真剣に学問をすることとはどのようなことなのか、考えさせられた。

2011/03/27

ココマ

かなりダークな世界で生きてきたであろう人がなぜ光を放つのか。それどころか牧師的な雰囲気を持っている著者が謎だったがこの本に大体理由が明かされていた。決して読者と無関係の遠い世界の話ではなく皆の日常の人間関係と被る所がある気がした。この本には早くから著者を見抜く周囲の人物からの苦言もありのままに書かれているがカリスマ性というより愛、優しさのある著者に人は惹かれていくのではないかと思った。又、何事にも邪魔されず思うままに勉強する時期を持てた著者は幸福に見えた。「真理に年齢は関係ない(p119)」

2018/07/03

なお

佐藤氏の高校時代~神学部生時代。『先生と私』で少し触れていた東欧一人旅や『同志社大学神学部』ではあまり語られなかった佐藤氏の世代が経験した学生運動の詳細が語られている。これは「仲が良い」どころか扇動者と疑われても仕方がないような暗躍ぶりで、外交官にならなかったら一体どんな職業になっていだろうかとと考えてしまう。マルクスのどの部分が生かされて、どの部分が捨てられたのか。また実践に取り入れるということがマルクス経由でキリスト教の信仰を強く結びつけたのではないかと思われる。

2016/12/05

ひろち

難しい箇所もありますが、面白かったです。途中から「先生と私」を買い併読。学生運動、キリスト教、哲学など興味のあることが沢山詰まってました。一通り読んで付箋だらけです。今回は図書館で借りてたのでいつかは手元に置きたい。書店で文庫を見たら講演会?のオマケ付きみたいだけど、単行本の方が読みやすい気がしました。

2014/02/12

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