KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ゆらぐ脳

ゆらぐ脳

ゆらぐ脳

作家
池谷裕二
木村俊介
出版社
文藝春秋
発売日
2008-08-07
ISBN
9784163702506
amazonで購入する

ゆらぐ脳 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ほじゅどー

★★★★脳科学者 池谷さんの研究姿勢が分かる。主流の分子生物学的な「分解」による方法ではなく、仮説を取らない方法を探っているそうだ。鳥の観察に例えると…。ツバメは飛ぶ、カラスは飛ぶ、カナリアは飛ぶ。観察を続ける。スズメも飛ぶ、トンビも飛ぶ、ウグイスも飛ぶ。ここまで来ると「鳥は飛ぶ」という自分の仮説が正しいと思う。これは「帰納法」。残念ながら、帰納法推論は仮説の正しさを証明することはできない。誤りは指摘できる(ダチョウやペンギンを連れてくる)。巷に蔓延っている脳トレの科学的根拠はこのレベルだという。。。

2013/04/14

yori

★★★★★ 脳科学系の内容と思いきや、脳神経科学者であり、ベストセラー著者でもある池谷先生のインタビューでした。研究者にとってはかなり興味深い内容でないかと思います。物凄い勢いで成果を発表し続ける先生の研究スタイルは“仮説を立てない”事だと知ってとても驚きました。また、インタビューの質問がとてもいいのです。その質問の巧さでどんどん引き出せたところもあると思います。

2011/08/13

るう

かわいい表紙に釣られて読んでみたけど、素人にはこの本のポイントが分からなかったな。まあ科学者となるなら海外の大学の方が環境が良いこと、やっぱり研究は時間もかかるしすぐに断定してはいけないことなど。

2014/12/23

ふぇるけん

これまでに読んだ池谷氏の脳科学研究のわかりやすいレクチャーとは異なり、本書では科学者としての生き方やサイエンス界の政治事情、研究活動を通じたオープンなコミュニケーションの必要性などについて語られた一冊。こういった考え方は一部ビジネスマンにも応用できそうだ。

2012/07/30

ひなた*ぼっこ

脳の話というより脳科学者の苦悩の話。「分かる」が分からないって難しい。

2019/09/22

感想・レビューをもっと見る