未刊行エッセイ集 帰省
未刊行エッセイ集 帰省 / 感想・レビュー
剛腕伝説
没後11年を経て出された未刊行エッセイ他。新人賞の連絡を受けた夜の事、直木賞受賞の夜の事、故郷の事、影響を受けた知人の事、喫煙の事、好きな女優の事、等々多岐に渡る分野のエッセイ。その淡々とした語り口調で作者の人柄が忍ばれる。故郷の志士「清河八郎」の事に多くのページを割いており、並々ならぬ敬慕の念が伺える。 下宿先の女子高生とどうしても口を聞きたくて、やっと二人きりになれた時、意を決して出た言葉が「いい天気だなっす」!青春は不器用なものである(*^^*)
2021/06/25
takao
ふむ
2024/02/15
メルセ・ひすい
10. 青37 ★5 文章力抜群! エッセイの手本 作家にとって、人間は善と悪、高貴と下劣、美と醜をあわせもつ小箱である。サラリーマン時代の思い出、藤沢文学の主人公についての論評から創作の秘密まで-。没後11年を経て甦る貴重な肉声。
2008/10/06
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