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ねこぢる大全 上

ねこぢる大全 上

ねこぢる大全 上

作家
ねこぢる
出版社
文藝春秋
発売日
2008-10-29
ISBN
9784163706801
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ねこぢる大全 上 / 感想・レビュー

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さりぃ

#ねこぢる大全 #ねこぢる Kindle Unlimitedで読了。 混沌としていた。 読んでいるだけで目眩が酷くなりそうな😥

2019/03/05

kossy

にゃーことにゃっ太は、誰よりも純粋で、無垢で、残酷だ。「純粋で無垢」だがしかし「残酷」なのではない。「純粋で無垢」だからこそ「残酷」なのだ。読み進めるうち、自分の純粋で無垢な部分に光が当たり、やっぱり自分は間違っていないんだと思わされる。これは、どんな「絶望」を書いた作品よりも「絶望的」に前向きだ。

2009/07/17

多田幾多

残酷なんだが、残酷とは感じられず、不愉快なのだが、不愉快だとは感じられず、不快なのだが、不快だとは感じられず、哀れなのだが、哀れだとは感じられない自分は、それはありふれた日常の事であり、些細な「残酷」だと感じ認めているからだ。

2013/05/22

こっぺ

別に残酷でも何でもない。書かれているのは、ごく普通の生活だと思う。 皆、知らずの内に人を差別したり嘲笑ったり貶めたりして、そうやって自分を励ますことって思ってる以上にあると思う。要は、当たり前に皆、自分が一番かわいいってことで、だからまぁオチとかなくても「ま、いっか。そういうの求めてた訳じゃないし。」てな感じで読めた。

2011/10/08

なす

あらゆる道理をボコボコにしていて気持ちが良い。社会に属しているとこういう発想すら出てこないのはある意味洗脳されていることの証左。社会や法律、対人関係などの不文律や暗黙の了解が理解できない子供が主人公なのだがその視点があまりに忠実。勝手な想像でしかないけど作者は汚いものを隠し綺麗なものを偽る社会や人々、その美醜の基準に違和感と嫌悪を終生拭えなかったのだと思う。こういう視点で見ると醜さを隠す行為こそが最も醜く感じる。自分含め多くの人はそこから目を逸らす能力が備わっているがそれに溺れることなく事実を見つめたい。

2022/04/12

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