ふつうな私のゆるゆる作家生活
ふつうな私のゆるゆる作家生活 / 感想・レビュー
新地学@児童書病発動中
作者の作家としての日常を描くコミック。かなり可笑しくて、何度も吹き出しながら読んだ。本当に「ゆるゆる」で、作家としてこんなことで良いのだろうかと思ってしまうこともある。というか、本を書くのはもっと大変だと思うのが、ほわ~んとした感じで仕事をして、嫌みな編集者も軽く受け流しているところが、素晴らしい。ここに書かれている益田さんのように、よく言えばおおらか、悪く言えば図太くないとこの世は生きていけないのだ!ただ一話だけ雰囲気の違った物語が上京する時のお話で、益田さんを想う家族の気持ちが伝わって泣ける。
2015/12/27
里季
益田さんの作品の中で一番好きかも。「自分の人生が左右されるような大事なことを決めるとき、人の意見を聞いても仕方がないのです。そして一つのことで失敗したとしても自分のすべてがダメと思わない心が必要なのです」・・・その通りだ。
2016/01/07
パフちゃん@かのん変更
『ぼくの姉ちゃん』が面白かったので読んでみた。ミリさん、絵も文も脱力系の感じですが、油絵科を出て、コピーライターとして採用されてOLを6年やった後、イラストレーターになりたくて単身上京。何の当てもなく半年ぼーっとしていた。それから売り込みを始めて、イラストだけでなく漫画も書きはじめたらしい。脱力系だけれど芯のあるしっかりした人だと思います。面白いです。お父さんもお母さんもいい人だ。
2016/02/12
あつひめ
タイトルだけ見て予約した本。4コマ漫画風だったのですね。タイトル通りゆるゆるな空気は漂ってきますが、やはり作家として生き残っているからには4コマ漫画には描かれていない努力や苦労もあったことでしょう。頑張る人ほど頑張った姿は見せないもの。でも、ゆるゆるな暮らしを目指そうとしている私にはたくさんのヒントがありました。出かけたくなくても面倒でもいろんなところに足を運び、参加してみる。その中で一つでもキラッと光るものを見つけられればそれでオッケー。たくさんを欲張らないで少しずつ・・・でも見逃さないように。
2012/02/22
ユカ
図書館で。益田ミリさんは、イラストのみならず漫画も文章も川柳もできる多才な作家さんだなと思っていました。できるようになったきっかけが、やったことないけど編集者に「できます」と言ったことと知り、目から鱗が落ちました。勇気がいるけれど、自分へのハッタリって大事だな…意識してみよう。上京物語は、過去の自分に重なってちょっとほろり。それと、やっぱり編集者って変人ばっかりなんだなと思いました。
2014/05/11
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