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世界クッキー

世界クッキー

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作家
川上未映子
出版社
文藝春秋
発売日
2009-11-13
ISBN
9784163712901
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世界クッキー / 感想・レビュー

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風眠

川上未映子という人にそそられる。小説よりもエッセイのほうが、その「そそられ」感が強い。ものの見かた、感じ方、とりとめのない話をしているようでいて、後からズシンとくるような感じ。「読んだあとは、どこか世界が変わって見える。」という帯のキャプションが、ぴったりそのまんまだとも思う。きっと私も感じたことがある感情や、現象や、そのほかいろいろひっくるめて、言語化するとこういう感じだなぁ・・・たぶん、って確認できるようで。「選択という言葉はわたしに天気を連れてきます。」の一文を読んだ瞬間、うわぁ!ってなった。

2013/12/27

mizuki

川上未映子さんのエッセイを読むのは初めて。一文が長くて最初は読みにくいと感じましたが、慣れると見事に入ってくる。ゆる〜い雰囲気なのに、内容の濃いエッセイでした! 言葉の使い方や、単語の組み合わせを大切にしているお話を聞くと、さすが作家さんだなぁと関心しますが、日常のお話はどこにでもいる女の人って感じで馴染みやすさを感じさせてくれます。お気に入りさんに『きみは赤ちゃん』を勧められたので、次はそちらを読んでみたいと思います♡

2016/04/08

ミナコ@灯れ松明の火

この人の頭の中は一体どうなってるんだ、とつくづく思う。自分にはない感性の塊のような人だから、書く文章は時として読みづらく、頭に入ってきにくい。けれど、その異質感がとても刺激的で楽しい。原色にきらきら輝く宝石のような。言葉の気持ちが分かる人。ずっとそのきらきらを見続けていきたい。

2011/09/19

Aya

世界とクッキーのまさかの組合せ。普通の関西弁のお喋り感覚の文章が可愛いらしく、独特なテンポと古い言い回しがmixされていて、川上未映子さんの世界がホンワカ広がった。モノ、コトの両端をふわふわ行き来するような世界観が面白かった。物語も読んで見たい!

2016/07/12

美登利

川上さんの、甥っ子さんたちとの、お尻の話、苦しいほど笑いましたよ。ずっとこんな感じなのかしら?と思っていたら、そうではなくて。溢れる感性って言うのか、歌手でもある川上さんは言葉の使い方がすごいです。だからたくさん評価されて受賞されてるわけですね。それでどんな方なのか、気になって検索してみるとえらい美人!女優さんでもあられるようで納得しました。乳と卵、読まねば。

2013/07/02

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