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ワーキングプア時代

ワーキングプア時代

ワーキングプア時代

作家
山田昌弘
出版社
文藝春秋
発売日
2009-06-12
ISBN
9784163715308
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ワーキングプア時代 / 感想・レビュー

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Humbaba

努力をしていたとしても,それだけで安定した生活がおくれるとは限らない社会になってしまった.今までの社会の常識が通用しなくなってきている以上,新しい社会制度を考える必要がある.そのためには,まず一度常識を取っ払い,多様な可能性の中から選んでいく方が良い結果が得られるだろう.

2013/03/22

りょう

現代の社会保障制度が、ものすごく単純なモデルケースの人生を前提に作られていて、その通りにならない人がこれだけ多くなっていることから考えると、小手先の変更では追い付かない、個人単位でセーフティネットが働くように構築すべきだ、という主張。納得だ。

2022/02/10

Kentaro

ダイジェスト版からの要約 これまでは、何か特別の理由があって貧困状態に陥るというのが共通理解であった。病気やけがで働けなくなったり、自分を扶養してくれていた親や夫が亡くなるという、突発的な事故が貧困に陥る主な理由だった。或いは、身の丈を超えた過大な消費によって引き起こされるものであった。又、企業倒産や解雇や事業の倒産などは、1990年頃までは、「事故」に等しい出来事であった。しかし、現代のワーキングプアは、特別の理由がなくても、周辺環境の変化によって、いつのまにか貧困状態に陥ってしまう事にその特徴がある。

2018/06/29

yamaneko*

数々の事例を読み、もはや社会制度が現代社会に即していないことが嫌というほど分かりました。希望者が多い職種と提供されうる職のミスマッチも日本社会に暗い影を落としています。いつ誰がワーキングプアに陥っても不思議ではない時代に生きているのだと実感しました。

2009/11/22

huanghongyang

希望すれば正社員になることができ、自営業者としてやっていくことができた時代に構築されたセーフティネットが今の時代に合わなくなっているかを描いていた。個人的にはベーシックインカムの導入に期待したいと思う。ベーシックインカムの一種であるこども手当が導入されそうな時代なので、国民全員を対象としたベーシックインカム導入も夢ではないと思う。

2009/09/13

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