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人形のBWH

人形のBWH

人形のBWH

作家
丸谷才一
出版社
文藝春秋
発売日
2009-11-26
ISBN
9784163719603
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人形のBWH / 感想・レビュー

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紅はこべ

コピペ随筆。学術書や専門書ならともかく、小説の丸写しってどうだろう。エロいトピックが多かった。浮舟が薫によってではなく、匂宮によって初めて性の歓びを知ったって話、丸谷さん大好きだね。丸谷さん、本書で否定されているが、やっぱり皇室ファンだと思う。

2022/04/24

Ilya

その独特な文体も相まってか、穏やかな筆致が旅先のお供にちょうど良く全編通して気楽に読めた。丸谷才一の饒舌さの光る項をこちらの知識不足から堪能しきれず読み飛ばしてしまった章もあったが、トピック縦断的に尽くされた筆致はおもしろく、おそらくあえてのことなのか毎度のどこか空々しい脱線の妙も味わえた。特に次の元号を記者がすっぱ抜いた事件について触れられている「スクープ譚」は時節柄なかなかに感心すること多く、これから2ヶ月あまりに起こるやもしれない報道界隈の波乱に重ね合わせて思いを馳せてみたりした。

2019/02/25

福蔵

ずっと小説ばかりで久々に小気味よいエッセイが読みたくなって手に取った丸谷さんの本。丸谷さんの本を読むのもそれこそいつ以来か忘れてしまったが、ページを捲って「かなづかひ」を見ると「ああ、この感じ!」と懐かしくなった。話の導入部分や本筋からワキに逸れた話のほうが面白かったように感じた。池波センセイの「真田太平記」が高評価だったのには「ウンウン、その通り」と思いながら、池波センセイの師匠にあたる長谷川伸さんの話も出てきて嬉しくなった。

2012/12/15

いしやま

ああよかった、「…イマイチ?」と感じたのは僕だけじゃなかった、と胸をなでおろすコメント欄。

2011/01/16

torihane

いつもと同じオール読物収録エッセイ。でも、今回は若干語り口が冴えないかも?いつもなら、何かを批判する文はもっとソフトにレトリックで毒をくるんで、洒落っ気を利かせていたと思うけど、今回はわりと普通にケチをつけてるような。

2010/06/13

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