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アフロ・ディズニー2 MJ没後の世界

アフロ・ディズニー2 MJ没後の世界

アフロ・ディズニー2 MJ没後の世界

作家
菊地成孔
大谷能生
出版社
文藝春秋
発売日
2010-09-14
ISBN
9784163720609
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アフロ・ディズニー2 MJ没後の世界 / 感想・レビュー

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zirou1984

後期の講義では各種のゲストを呼んでの対談形式。話が収縮しないため前巻以上にとっ散らかっている感は否めないが、ファレルやカニエが村上隆の巨乳推し作品を「最高!」と絶賛していたり、EXILEのプロデューサーが吉田健一の文章を好きだったりと面白いポイントも沢山あるのは確か。個人的は斎藤環の「視覚表現は虚構としてのリアリティを容易に作り得ることができるが故に退行性を孕んでいるが、聴覚表現にはそれがない。実際に統合失調症の患者には幻視は起きても幻聴はなく、絵画は作れても音楽は作れない」という話が何より興味深かった。

2016/08/12

Yuichi Tomita

慶応での講義の後期分。ゲストスピーカーとの対話形式で、ゲストは8名。正直、文化論的なところは分からないことだらけ。ファッションに造詣の深い高村是州氏が良かったな。 あとがきで2人が2008年(リーマンショックの年)は牧歌的なのんびりとした年と言っているのには、住んでる世界が違うなと思わされる。

2022/07/16

caniTSUYO

視覚と聴覚の分断、オタクと黒人は被差別的な感覚がありつつも先端を突き進み、20世紀という時代は全て退行しているという仮説を2010年前夜に講義した菊地・大谷両氏の識者を呼んだ後期講義録。豪華かた他ジャンルの識者との話は脱線を繰り返し終わりの方で識者の専門と本テーマと接触しかけた瞬間にタイムアップするというお約束。それすらあとがきにあるようなJAZZのアドリブから譜面のお約束に戻るJAZZの推進力を体現しており、両者がやはりJAZZメンであり、その手法を用いて社会を予言(それは現実化)している様は面白い

2024/09/16

youtom

胡散臭いのは承知の上での知の試み。居酒屋に行ったら隣のオッサンのテンションが高かった、みたいな。こういうの嫌いじゃない。

2010/10/06

yoyogi kazuo

所々に興味深い部分はあるが、枝葉末節の議論が多い気がして、全体を通じて何か一本太い柱が感じられればもっといい本になったと思う。

2023/02/08

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