抗がん剤は効かない
抗がん剤は効かない / 感想・レビュー
しろくまZ
臨床試験過程における巧妙な人的操作や、リード・タイム・バイアスの存在を知ることが出来ただけでも本書を読んだ価値があった。近藤医師の見解に対して異論もあるそうなので、その医師(勝俣範之医師)が書いた本も読むつもり。抗がん剤が効くかどうかについて、臨床医などの認識が完全一致するのは当分先の事になるであろうが、当の患者にとっては現在の緊急問題である。延命効果が無い、あるいは縮命するかもしれないと分かっていても抗がん剤治療を受ける人も多いと思われる。実父も来年早々、抗がん剤治療を受ける。なんとも言えない気分だ。
2014/12/25
saboten130
うーん、どうなんだろう??結局は何が良くて何が悪いんだろう??
2013/06/06
ベランダ
無症状なら検査で発見されたガンを放置しても命取りにならないということで、ガンの早期発見のための検診は無意味で検査不要との話は、共感できます。検査で不安な影が・・・なんて話になったら、急に病人病人してしまうだろうと思う。検査しない方が幸せで長生きできそう。症状が出てから、治療するのが一番無駄がなくて心理的にも経済的にもムダや負担が少ないってわかる。いろんな意見があると思うけど、私は、病気ではなく幸せに注目して生きていきたいので、近藤さんの話がとても参考になりました。
2012/04/08
ペカソ・チャルマンチャイ
製薬会社と官僚がやりそうなことだな。非常に合理的で、納得できる。抗がん剤だけはやっちゃいけないな。
2015/09/28
MANI
医学関連書籍を読むのは初めてですが、如何に自分が無知なのか、無知が恐ろしいものなのかということを感じました。 もちろん素人だからこそ著者の話を鵜呑みにすることはできませんが、それ迄勝手に信じていた「がん患者」=「抗がん剤が必要」の図式は違うということは間違いなさそうです。
2013/08/28
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