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「つなみ」の子どもたち

「つなみ」の子どもたち

「つなみ」の子どもたち

作家
森健
出版社
文藝春秋
発売日
2011-12-07
ISBN
9784163746807
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「つなみ」の子どもたち / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第43回(2012年)大宅壮一ノンフィクション賞。 東日本大地震で 被災した 子供たちが 書いた作文集に まつわる作品である。 一瞬にして 大切なものを奪っていった 「つなみ」…突然 突きつけられた 愛する人の死を 背負いながら、 笑顔で 前向きに 生きていこうとする… 子どもたちの笑顔が 復興の原動力に なっている…そのことを確実に 実感できる、そんな作品だった。

2018/05/06

おさむ

東日本大震災で被災した子どもたちが書いた作文。つたないながらもその文章のもつ力に驚くと同時に、作文の背後にある子どもたちやその家族の生き様を描く。読んでいるうちに何度も涙腺がゆるみました。大人も子どもも大きな疵を抱えながらも、ひたむきに前を向いて生きる。その姿勢にこちらが励まされます。この本のきっかけともなった、東北の過去3回の津波の記録を丹念に追った故・吉村昭の「三陸海岸大津波」を読みたくなりました。2012年の大宅壮一ノンフィクション受賞作。

2016/01/29

アルピニア

八年目の3/11に。東日本大震災に遭いそのことを作文に綴った子どもたちとその家族への取材をもとに書かれたドキュメント。震災直後から半年後までの様子がまとめられている。震災の夜、妹を気遣いながら水や食料の調達に走り回った高校生が避難所生活で家族にもらした言葉「なにを頑張ったらいいのかわからない」に心臓を握られたような苦しさを感じた。みんなどうしているだろうか。夢を抱いて前を向いて進んでいることを祈らずにはいられない。あの震災を忘れずに、自分にできることを続けていきたい。

2019/03/11

mizshnami

先日、石巻~牡鹿半島を訪れた。震災から3年以上経っているのだが、横倒しになったビルが未だにそのままになっていることなどから、映像だけではわからない津波の破壊力にあらためて衝撃を受けた。また、偶然にも現地の方のお話を拝聴することができた。大変貴重な体験だったが、自分が当時の気持ちを忘れてしまっていたことにも気づいた。今後もジャーナリストの方々には温かく寄り添った取材を続けていただきたいと思う。

2014/08/08

roomy

離れたところにいると報道されているだけでしか知ることができないのが普通で実際にはどれくらい復興されているのかもわからない。子どもたちの心の痛みに涙がでる。大人だって辛いことだから。亡くなった人の分まで頑張って生きるって思っている子が多いけれど私は自分のために一生懸命生きればいいと思う。ライブラリー本。

2016/07/26

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