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昭和天皇 第六部 聖断

昭和天皇 第六部 聖断

昭和天皇 第六部 聖断

作家
福田和也
出版社
文藝春秋
発売日
2012-08-08
ISBN
9784163755205
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昭和天皇 第六部 聖断 / 感想・レビュー

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ぐうぐう

『昭和天皇』第六巻は、真珠湾攻撃から敗戦までを描く。華々しい戦果も束の間、昭和十八年に彼の人は東條の資質に疑問を抱き、木戸と腹を割って終戦工作と講話についてすでに語り合っている。自らが調停しないといけないまでに陸軍と海軍の仲は悪化し、彼の人の懊悩は深まるばかり。政治家や軍人ばかりでなく、多くの文化人が登場するのも、このシリーズの読みどころだ。本巻で言えば、大宅壮一、獅子文六、ミヤコ蝶々、志ん生などがそう。先日『富士日記』中巻を読んだばかりだったので、武田泰淳の名が出てきたときは「おっ」と思ってしまった。

2017/02/19

勝浩1958

「彼の人は調停者として自らの意志、判断を明らかにし、政治的に振る舞う事を余儀なくされるようになっていく。」という個所には少々疑問符をつけたい。「君臨すれども統治せず」というイギリス風の立憲君主制を貫こうとしていたと記憶しているのだが。それとも立憲君主制を貫く姿勢が、政治的に振る舞うことなのか?うーん、よく解らない。

2012/11/10

めめ

昭和天皇の動向が、戦時下の様々な人々の様々な場面でのエピソードに埋もれてすっかりぼやけてしまっている。タイトルが昭和天皇である以上、彼の人に重点を置いた上で周囲の動きを描き出して欲しかったと思う。

2012/10/02

先帝陛下はたいへん偉大な方で、私は日本史における最後の偉人(最後の歴史上の人物、と言い換えてもよい)だと思っています。テレビに映るのは飄々とした人物像ですが、二度の大きな決断を成しています。一つは二・二六事件(将校らを「反乱軍」と断定)、もう一つの決断はポツダム宣言受諾の決断です。これがなければ日本国内が敗戦を受け入れず、いつまで戦争が続いたかわかりません。戦争は、始めるよりも終わらせる方が難しいのです(全員、全構成員を殺すのならともかく、戦争の最終目的は「講和」であって、これは「政治」の役割である)

2012/11/24

daioh

どうも表層的なエピソードをなぞっただけで面白くないんだよなぁ。

2012/09/08

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